十四話:殴り込み行きます
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カラス共をカッ消すにしてもまずは情報収集が必要なので、取りあえずアーシアから聞いてみたがフリードとか言う神父と組まされただけでアーシア自身は何も聞かされていないらしい……神器狙いなのは間違いないがただ単にカラス共が自分たちの脅威となる物を排除しようとしたと言う線は薄い。
排除ならバジルの時の様にすぐに殺しているはずだ。だがアーシアは殺されていない、それに回復系の神器である以上個人での危険度は低い。……まあ、アーシア自身の力は恐ろしいものではあるがな。
とにかく、情報が欲しい。せめてカラス共が独断か総意で動いているかぐらいは知りたい。バジルの件もあるんだ……報復せずに終わればボンゴレの名が廃る。どいつかカラス共とパイプがある奴がいればいいんだがな……。
(相棒、あるではないか、堕天使とのパイプは。)
(あ?そんなことあったか?)
(思い出せ、変態が生まれた日を………。)
(思い出したくねえ………。)
((((((そう、その日は我らが生まれ変わることが出来た創生の日。))))))
(ご主人様が私に祟りと言う名のご褒美を願ってくださったあの日です。)
ああ……あの日か……確かにカラスと会ったな……必死に忘れようとしていたから思い出せなかったぜ……。
(はあ……あの日から全てが狂っていたのだな……相棒。)
(そうだな……。ドライグ、気が滅入るからなんか話せ。)
(うむ……あの堕天使の父親は強さから見て間違いなく幹部クラスだ。あの時の相棒が勝てなかったのだからな、まあ、今は普通に勝てるだろうが。)
(幹部クラスなら情報は知ってるだろうな……借りを返してもらうとするか。だが、どうやって接触する?普通に殴り込んだら結局戦争だろうが。)
(あいつの娘を使えばいいではないか?)
(あのムカつくガキか?今どこにいるかなんかわかんのか?)
(なんだ気づいてなかったのか相棒?直ぐ近くにいるではないか。)
(……どいつだ?)
(―――姫島朱乃だ。)
次の日、放課後まで待つのも面倒なので昼休みの間に姫島朱乃を訪ねに行く。
「姫島朱乃はいるか?」
「あらあら、私に何か御用ですか?」
「話がある、屋上に来い。」
「ふふふ、はい、分かりました。」
何やら俺を好奇の目で見てくる連中がいたが一睨みしてやるとクモの子を散らすように逃げ出していった。何だったんだ、一体?
(それに気づかない相棒は鈍感だ。)
(おい、変態共、カストカゲ諸共、石抱の刑にしてやるから捕えろ。)
(((((((主の仰せのままに!!!!!)))))))
(相棒!?こやつらを野放しにしておいていいのか!!?共に協力して排除すべきではないの
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