十一話 ベット(賭け)とガチホモ
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チリーンとベルが鳴った。
「さあ、ベット(賭け)を始めます。」
ディーラーが賭けの開始をプレイヤーに伝える。
「赤。」
一番最初に言ったのは、俺だ。
テーブルの上に出したチップの数は黒のチップが25600枚。
「おい…九回目だぞ…」
ざわざわとその賭けを見ていたギャラリーがざわめく。
相手のプレイヤーは、声を荒げて叫んだ。
「黒だ!!」
相手のチップは、色々なチップが沢山ある。
ディーラーがホイールを回転させ、ホイールと反対方向に回るようにボールを投げ入れる。
「ノー・モア・ベット」とベットの終了をディーラーが宣言した。
ディーラーやギャラリーの目が回っているルーレットに釘付けになった。
そのうちボールは、ゆっくりと赤の7に入った。
ギャラリーからは、「おおっ!!」と声が上がり
ディーラーが外れたチップを回収し、的中したベットに対して配当を行う。
「くそッたれ!!お前!!イカサマしているなッ!?」
相手のプレイヤーは、机を叩いて抗議した。
「なにいってんだ。ディーラーは、もう三回交換して、ホイール(回転台)もついさっき交換したじゃないか。」
俺の反論に相手のプレイヤーは叫んだ。
「うるせぇ!!九回連続で当たりだぞ!?まるで次出る目がわかってる見てえじゃねぇか!!」
相手のプレイヤーは、鋭い眼光で俺を睨み付けた。
「まず仮に仕込んでいるとしても、見抜けなかった奴が間抜けなんだよ。」
俺の反論に相手のプレイヤーは、ますます怒った
「次でラストだ!!持ち金全てベットしてやる!!お前も全てベットしろ!!」
「いいよ。オーケーだ。」
全てのチップをテーブルの上に置いた。
ギャラリーが沸き上がった。
再びディーラーが賭けの開始をプレイヤーに伝える。
「さぁどうしますか?」
「赤の23」
今度は色だけでは無く、数字を一つ答えた。
ギャラリーから驚きの声が漏れた。
「この状況でインサイドベット!?」
「しかも…1目賭け…」
「一目賭けの配当は…」
「36倍…」
相手プレイヤー、ディーラー、ギャラリーの全員が息を飲んだ。
「くそったれがぁぁぁ!!俺をなめやがって!!いいだろう俺が賭けるのは…黒の35だ!!」
ギャラリーから感嘆のこえが上がった。
ディーラーは、震えた手で、ホイールを回転させ、ボールを投げ入れる。
そして再び「ノー・モア・ベット」とベットの終了を宣言した。
全員の目は、ボールに集中した。
ボールが落ちたポケットは…
「赤の
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