無理やり一話で完結させた結果余ったIS
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先輩に洗脳された後遺症が・・・
完全に猫と化した鈴音の証言:
みゃーお?・・・まーお、みゃうん。みゃう・・・みゃあー。ごろごろごろ・・・・・・うみゅ?
「あ、すいません御茶ノ水さん。凰さんを人間に戻してくれません?」
「えっなにそれこわい。俺が猫にしたみたいに言わないでよね」
人間の誇りを取り戻した鈴音の証言:
んん、こほん!えっと、アトムの事ね!
アトムは・・・周りの事をよく見てるくせに、自分には近寄らせない。そんなカンジだった。誘ったんだから素直についてけばいいのに、来たり来なかったり・・・自分の立ち位置を測ってるみたいで、アタシはずっと「そんな面倒なことしなくていっしょにいればいいのに」ってもやっとした感情を抱いてたわ。
・・・なんだかんだでいい奴だったし、もどかしかった。千冬さんもアトムのことをそれなりに気に入ってたし、嫌いじゃないのに何考えてるんだかわかんない所がなんかイヤだったの。イヤって嫌いって事じゃないのよ?頼ってもらえない自分がっていうか、そんな感じ。
でね。好きとかそう言うのだったかは分かんないんだけどそんな感じで気になってさ。そのまま色々とあって、一夏と一緒にモンドグロッソへ千冬さんの試合見にいった時に・・・ええとつまり、そう好きになったのよ!
(・・・・・・前世で猫だった事思い出したとか言えないでしょ。それでアトムと一緒に死んだとか・・・うん、ない。これはアトム本人以外には言えないわよ)
(アタシ、捨て猫だったから。もうあの時も体に力が入らなくて死にかけてたし。今になって思えばお腹の中に寄生虫とか住んでたんだろうなぁ。それで寒くて、一匹で死ぬのかなって思って、そしたらもっと寂しくなって・・・)
(結局アトム諸共死んじゃったんだけど。最後にあったかく抱っこしてくれる人がいると思ったら、寂しくなかったの)
(それを・・・あの時思い出したから。あのあったかさに包まれたことを)
本人に聞く:
え?ああ、あったよあった。今になって思えばあれが鈴の様子がおかしくなった前兆だったんだろうなぁ。え?何したのって・・・
あれだよ。お鈴が「一夏攫われた」って聞いてあんまりにも激しく泣くんだよ。で、しまいに泣き叫んでどんどん情緒不安定になってるもんだから、流石にこれは不味いなーと思って抱っこしてあげたの。そしたら暴れる暴れる。昔去勢手術のために捕獲を手伝ったしたオスネコより激しかったね。
なんか俺の経験則だけどさ、子供って親の心臓の鼓動とか聞くとなんか落ち着くんだよね。やっぱお腹の中にいた頃から聞いてたからなのかな?だからちょっち頭を抱え込んで、効果あるか分かんないけど俺の心音聞かせてみたの。で、「一夏はこんなことでへこたれる奴じゃ
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