暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 真実の皇偵
無茶苦茶少女
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
偵校の制服を改造して派手に可愛らしさを強調した制服か見た目と合致してお似合いだ。
だが制服を改造して着るなんて凄い発想力だな。
多分、防弾性能を残しつつ新たな機能を加えたオリジナル制服なのだろう。

「あ、見つけた」

遂に保健室を見つけた。

「失礼します」

ドアを開け先生に状況を話そうと思ったが誰も居ない。
多分、時間からして職員会議だろう。
俺は保健室の仮眠用ベッドまで歩き女の子を寝かせる。

「当分、先生は帰って来ないか」

女の子は気絶したままだし待った方が良いよね?
名前は覚えてないけど一応、クラスメイトだし帰っても暇だしな。
ベッドの近くの椅子に座り込み女の子を見詰める。

「金髪の美女か」

身長はアリアより少し高い程度で見た感じだと大人しそうでお嬢様感を醸し出している。
でも屋上から飛び降りる前の言動はお嬢様にはとても思えない。
見た目だけなら綺麗で可愛らしい女の子だが特殊な言動趣味の持ち主かもな。

「う〜ん?」

お、起きた?

「う〜〜〜ん?」

寝言か?
夢でも見てるのか?

「こ、来ないで」

女の子の口から恐怖に染まった声が出る。

「助けて助けて」

息遣いが荒く激しい。
悪夢を見ている?

「誰か、、、、、、助けて」

女の子は手を伸ばす。
伸ばした手は俺の手を握り女の子は言う。

「助けて、、、、、、、」

恐怖してるのか?
俺に握られた女の子の手は弱々しかった。
俺の手に比べれば細く白い綺麗な手で俺の手を握る力は徐々に弱まって行く。

「怖いよ」

「大丈夫だ。
俺が隣に居る!」

俺は大声で言った。
女の子に聞こえる様に耳元で何度も何度も言った。

「俺が助ける!」

寝ている筈の女の子の表情は何故か笑っていた。
もしかして俺の声が届いた?
非科学的か寝ている女の子に俺の声が届くなんて。

「蒼太?」

女の子が目を覚ました。
目を開き俺を見ている。

「良かった気が付いた」

凄く安心した。
自分でもハッキリしないが目の前の女の子が目を覚まして安心した。

「あ!
あっくん!」

行き成りテンション高か!?
目覚めた瞬間から元気ハツラツな声で安心するが流石にテンション高過ぎ!

「あれ?
アタシなんでベッドの上に?」

屋上から飛び降りたショックが屋上か記憶が混乱してるな。
自分から飛び降りて結局、何が目的だったのか?

「屋上から落ちたんだよ」

俺は飛び降りたとは言わず落ちたと言った。
正直に飛び降りたと言った方が飛び降りた要因がハッキリするが記憶が混乱してる状態で聞いてもね。
焦らずゆっくりと要因と原因を探ろう。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ