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レインボークラウン
第百六十話

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             第百六十話  カルピスも好きだから
 美樹は家でカルピスを飲んでいた、弟の信也は美味そうにカルピスを飲んでいる姉を見てこう彼女に言った。
「お姉ちゃんカルピス好きだよね」
「ええ、そうよ」
 実際に、とだ。美樹は信也に答えた。
「ヤクルトとかもね」
「どれも凄く甘いよね」
「だからね」 
 それで、とだ。美樹は自分から弟に話す。
「歯には危ないわよ」
「じゃあ飲んだ後は」
「よく磨いてるわ」 
 そうしているというのだ。
「ちゃんとね」
「そうしないといけないよね」
「信也も虫歯にはなりたくないよね」
「あれって凄く痛いんだよね」
 まだ虫歯を知らない言葉だ、それは幸せなことではある。
「そうだよね」
「そう、だからね」
「カルピスを飲んでも」
「その後でね」
「よく磨いて、だよね」
「歯は大事にするのよ」
「僕最近歯がぐらぐらして生え替わってきてるけれど」
 乳歯から永久歯にだ、信也は丁渡その年齢なのだ。
「生え替わった歯は」
「二度と生えないからね」
「大事にしないといけないんだね」
「そう、だからね」
 それでだというのだ。
「信也もカルピスとかを飲んだらね」
「しっかりと歯を磨かないと駄目だよね」
「虫歯になりたくないでしょ」
「うん、絶対にね」
「だから、いいわね」
 虫歯にならない為にというのだ。
「歯磨きは忘れないでね」
「面倒でもだよね」
「その間だけ面倒でもね」
 それでもだともだ、美樹は信也に話す。
「ずっと虫歯にならないから」
「歯磨きは忘れないことだね」
「そう、今しっかりしておくとね」
「後で大変なことにならないんだね」
「痛い思いをしなくて済むのよ」
 やはり虫歯のことである、とにかく虫歯にはならない様にとだ。美樹は信也に確かな声で言うのだった。そうしてだった。
 カルピスを楽しんだ後でだ、弟ににこりと笑って言った。
「今からよ」
「歯を磨くんだね、お姉ちゃん」
「そうするわ」
 こう言って洗面所に向かって歯磨きをする、美樹は弟に教えていることを実践していた。面倒臭いと思いながらも。


第百六十話   完


                          2014・8・15
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