第二十五話 休息
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にお風呂入ってないなんて…あ、あたしが許さないなんだから!」
二人の顔は熟れたリンゴの様に真っ赤に染まっていた
ジルベール「!!……///」
突然ジルベール顔を背けた
アルティナ「ど、どうしたのよ…」
ジルベール「胸……見えてる…」
アルティナ「え!?」
アルティナの胸が見えてしまい、それで顔を背けたのだった
アルティナ「べ、別にあたしは構わないわよ!」
ジルベール「俺が構うんだよ!!」
と大声を上げるジルベール
突然アルティナは立ち上がった
湯の色は入浴剤の影響で乳白色の濁り湯になっているが、彼女が立ち上がったお陰で
ジルベール「ちょ!おい何やってんだよ!」
彼女の裸が目に入ってしまい、目を瞑ったジルベール
アルティナ「良いから!あたしの体見てよ…」
ジルベール「……」
ジルベールはそっと目を開けた
彼女の体は一言で言えば、綺麗という言葉が合うだろう
今まで女の子の体をまともに見たことがないジルベールにとってはつい見とれてしまう物であった
ジルベール「…あ…えと…その、綺麗…だな…」
アルティナ「じゃあ…ジルも見せて」
そう言ってジルベールは上半身だけを見せた
流石に下半身は女の子の前では晒したくなかった
アルティナ「ジル…傷が多い…」
ジルベール「……」
ジルベールの上半身は傷跡ばかりで、これまで彼がどれだけ無茶をしてきたのかがわかる
アルティナの目に涙が浮かんできた
アルティナ「こんなに…無茶をして…どうしてそこまでして…」
ジルベール「嬉しい傷なんだよ…」
アルティナの言葉を遮ってジルベールが言った
ジルベール「この傷は…これまでいろんな人を護った時に出来た傷だ…だから…嬉しい傷なんだよ…殆ど、アルティナを護った傷だ」
昔を思い出すように言ったジルベール
アルティナ「どうしてそこまでして…なんであたしの為にそこまで出来るのっ!?なんであたしなんかの為にそんなにしてくれるのよ!」
ついに泣き出してしまった
アルティナ「あたしなんか…ジルみたいに強くないし、ぐすっ…いつもジルに護られているだけなのに…なんでこんなあたしなんかの為に…」
ジルベール「もう言うなっ!!!」
そう叫んでジルベールはアルティナを抱き締めた
ジルベール「アルティナ…もうあたしなんかって言わないでくれ…俺はお前を護りたい…チームの皆も護りたい…俺は山ほどの人を護りたいんだ…だから…」
アルティナ「ジル…あたし……あたし…ジルがもう傷付くのは…いや…お願い…死なないで…」
アルティナはジルベールの腕の中で静かに言った
ジルベール「当たり前だ…アルティナ
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