第二十五話 休息
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昨日の凍土エリアの激闘から一夜明け、ジルベール達は学校に登校したが、カインという死神蜘蛛のメンバーにやられたキース達は大事を取って休みとなった
そして普段通りにアルティナと妹二人と一緒に登校するジルベール
その表情は何処か曇り掛かっていた
アーシア「にぃに…ねぇ、にぃに!」
ジルベール「ん?どうした?」
アーシアはやっぱり心配なのだろうか声をかけた
アーシア「にぃに…なんかこわいよ…ずっとこわいかおしてる…」
ジルベール「あ…」
ジルベールはカインと戦って凍土から帰還してからずっと無表情だったのである
それは一緒にいるアルティナも同じであった
アルティナ「ねえ…ジルも休む?」
リシア「そうだよお兄ちゃん!疲れてるんだよきっと!」
とアルティナとリシアが提案するが…
ジルベール「いや…大丈夫だ…ちょっと奴の事を考えてな…」
アルティナ「奴ってカインっていう人の事?」
ジルベール「ああ…」
ジルベールはカインの強さに疑問を抱いており、特に血の覚醒に似ていたあの赤黒いオーラが気になったのである
ルシード、カインが血の覚醒に目覚めたとなると、死神蜘蛛の連中はかなりの戦闘力を持っている奴等である
リシア「お兄ちゃん!考えても仕方ないよ!今を楽しく生きようよ!」
ジルベール「今を?」
アルティナ「そうよ、何時までもズルズルとそんな事考えてると疲れちゃうわ。だったら楽しんで疲れを吹き飛ばさないと」
アーシア「にぃにがげんきになるまで、あたしずっとにぃにのそばにいる!」
ジルベールは彼女と妹達の言葉に癒された、やっぱり家族は良い…
アルティナ「さ、行きましょ!遅れちゃうわ!」
ジルベール「ああ…」
こうして四人は再び歩き出した
学校に着くとすぐに結花理達にキース達の容態を聞かされた
ジルベールは一通り話し、説明した
結花理「すると、死神蜘蛛のNo.3とその部下らしき人が現れたと?」
ジルベール「ああ、No.3の奴は一対一では危ないが、多人数でかかればなんとかなる」
エルシア「でも…ジル君、そのカインっていう人…強いんでしょ…?」
ジルベールは少し考え
ジルベール「…ああ、とても敵わないと思う…」
リネア「ちょっと!ジルで敵わないんじゃ誰がそいつに勝てるのよ!」
リネアの言う通り、いまチームのメンバーで最強なのはジルベールである
そのジルベールでも敵わないとなれば誰が行っても負けると言うことである
アルト「生徒会長はどうかな?」
アテナ「……姉さん?勝てるんじゃない?…」
リネア「なんで無関心なのよ…」
SSランクのセルベリアやルデ
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