暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 忘却の最期
第19話 幽鬼の支配者
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「ノンノンノン!ノンノンノン!」

そして、地面から声が聞こえてきた

「ノンノンノンノンノンノンノン!3・3・7のノンでボンジュール!」

地面からへんてこなタキシードを着た男が現れる

「また変なの出た!?」

「な、何なんだ本当に・・・」

さすがのラストも呆気にとられ警戒が緩んでしまう

「ジュビア様、ダメですよ仕事放棄しては。」

「ムッシュ・ソル」

「私の眼鏡がささやいていますぞ。そのマドモアゼルこそが愛しのシブルであると」

「シブル・・・標的か!?」

「あら、この子だったの?」

「あんた達、一体誰なの!?」

「申し遅れました。私の名はソル・・・エレメント4の一人
人呼んで“大地のソル”、ムッシュ・ソルとお呼びください」

エレメント4

二人はその単語に聞き覚えがあった

「ファントム!?」

「左様、我々二人、偉大なる幽鬼の支配者(ファントムロード)よりお迎えに上がりました」

「迎えだと?」

「これなる者、エレメント4の一人にして雨女、人呼んで“大海のジュビア”」

「アンタ達がレビィちゃん達を・・・!!」

「探す手間が省けた」

二人は戦闘態勢を取る

しかし、その瞬間ルーシィが水の球体に飲み込まれた

「な!?」

「ノンノンノン!3つのノンで誤解を解きたい、ギルドを壊したのもレビィ様を襲ったのもすべてはガジル様。まぁ我々のギルドの総意であることには変わりありませんがね」

「なんだこの水・・・!!」

ラストは外からルーシィを助け出そうとしていたが、表面にガラスが張り巡らされているかの様に水に手を入れれずにいた。

「ジュビアの水流拘束(ウォーターロック)は、決して破られない。」

呼吸ができないせいか、ルーシィの意識が朦朧とし始めるのが外からでもわかった。

「こんな水、デカログスで!!」

ラストはデカログスを呼び出し、剣の形状を封印剣(ルーン・セイヴ)に変えて水流拘束(ウォーターロック)を切り裂こうとした。

「ノンノンノン!その様な乱暴なやり方、ジェントルマンのやる事ではありませんぞ?」

地面から無数に腕が飛び出してきて、ラストの全身を掴み拘束する。

「地面から腕!?」

「知っておりますぞ、水や風・・・魔法をも切り裂く封印剣。ジュビア様の水流拘束(ウォーターロック)を破る今現在の唯一の方法。しかし、迂闊でしたな」

ソルは身体をくねらせながら言葉を続けた

「その剣を使用している間は他のDBの使用は不可能。入れ替えるにしても魔力消費が激しく時間が掛かる。」

「何故そこまで知っている・・・!!」

「我々の情報収集力を舐めてはいけませんな。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ