第2章 秘密の恋人
2-3 大好きな人
大好きな人
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ョンが変われば」
「だから、オトコと言うのはだな、マユ、射精する時強烈な快感を感じるようにできていて、ポジションがどうあれ最終的に射精できれば単純にそれでいいわけで、」
マユミが遮って言った。「じゃあ一人エッチでも同じって事?」
「えっ?」
「だって、そういう事なんでしょ? 射精しさえすれば気持ちいいんなら」
「そ、それは違う。違うぞ、マユ、お、俺はおまえを抱いてイくのと、一人で妄想して射精するのとでは感じ方が全然違う」
「いや、ケン兄、さっき言った事と矛盾してるから」
ケンジは穏やかな口調で言った。「ほんとなんだ。マユ。俺、マユとエッチするようになって、本当の気持ち良さがわかったんだ」
「本当の気持ち良さ?」
「大好きな人の温もりだとか、吐息だとか、肌の柔らかさだとか匂いだとかを直接感じる気持ち良さ」
「大好きな人?」
「そう。マユ、おまえだ」
「ケン兄……」
「だから時には出さなくてもおまえを抱いているだけで心地よくて堪らない時もあるんだぞ」
「そっか、だからポジションはあんまり関係ないんだね」
「そういう事」ケンジはマユミをそっと抱きしめた。
「マユ、」
「なに?」
「俺がおまえに入っていく時、まだ痛いか?」
「ううん。もう痛みなんて全然感じないよ」
「そうなのか?」
「とっても気持ちいい。それだけしか感じない」
ケンジは嬉しそうに笑った。「良かった。でもさ、俺、あれから毎晩おまえを抱いて、イかせてもらってるけど、」
「そうだね、今日で三日連続のエッチだね」
「おまえは、その、イ、イけてるのか?」
「うーん……。どういうのをイくって言うのかわからないけど、何か気持ち良さが自分でコントロールできなくなって、カラダの中から何か熱いモノが弾け出しちゃうような感じ……かな」
「そんな感じなんだ……」
「うん。ケン兄は?」
「俺? 俺は、急速に腰の辺りが痺れ始めて、その瞬間、カラダが浮いたような、どこかに持ってかれるような、そんな感じ」
「そうなんだ」
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「オトコはさ、だいたいいつも射精すればそんな感じになれるけど、女のコはいつもそうってわけじゃないんだろ?」
「あたしもさっき初めてそんな感じになったんだけど、でもね、大好きなケン兄が一生懸命になってあたしの中で動いている、っていう事が、とっても気持ちいいんだよ。心理的な快感っていうかさ。それは初めての時から感じてた」
「そうなのか……。何だか、申し訳ないな……」
「どうして? あたし満足だよ。それに今日は、カラダの快感炸裂しちゃったからね」マユミは微笑んだ。
「マユ……」
「もうケン兄とのエッチは、心も身体もあたし病みつき」
「良かった……」ケンジはマユミの身体を優しく抱きしめた。「俺も、お
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