俺馴? 外伝2-3 [R-15!]
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だけなんだよ!私は貴方の隣にいられればそれでいい、あとは何もいらない。だから、もっと……ちょうだい?』
『大変だったんだよ?エレミアにもサクマ様にもばれずに、同期のメンバー全員を術の支配下に置くの。だって皆わたしのやることに反対するんだもん!……私に術で勝てる訳ないのに、たった3人で私を止めようなんてナメられたものよね!』
『さざめくんのおじさんとおばさんも、本当は一緒に居させてあげたかったけど……まだ改竄がちゃんと住んでないから。もう少し経ったらまた一緒に住めるよ。勿論”こちら側”での私の両親も!』
『分かってるもん。さざめくんは優しいから、口ではなんだかんだ言って許してくれるよね?だから……”あの時”も許してくれた君だから、私の全てを奉げてあげる。いっぱいいっぱい、幸せをあげる』
全てを見終えた俺は、保健室であいつが言っていたことを思い出しながら、「あのバカめ」と呟いた。
≪そんな優しさを持っているさざめくんだから――私は、全てを捧げたんだよぉ?≫
俺はゆっくりと立ちあがって、一度深く深呼吸した。震えも涙も、もう止まっていた。
「…………”あの時”ってのがいつだか知らねえけど一度許したからって何でも許されると思うなよあのキチ○イ妄執女ぁぁぁーーーーーっ!?確信犯かっ!俺が最終的に許してくれるからって確信犯かっ!?というかやっぱり全部お前の仕業じゃねえかこのスケベ女がッ!というか何で俺の幸せをお前が決める流れになってんだよふざけんな!!」
「ただいまぁ〜……………あ」
ふと後ろを見ると、悪戯がばれて顔面蒼白になる子供のようないりこの姿が。
散々人の身体を弄びやがって、このさざめ容赦せんぞ。
「い〜り〜こ〜……」
「……知られちゃったんだ。嫌いになった?私のこ――」
今更気取ったような態度をとっても許さぬ。
「問答無用!その柔らかそうな頬を摘まんで思いっきり引き伸ばしてやるの刑に処す!!刑罰、執行ぉぉぉぉッ!」
「ふぇあああああああ!?いふぁいいふぁいいふぁい!!ごえんなふぁいほうひまひぇん!ゆるひてくらふぁぁぁ〜〜〜い!!」
「許さん!お前が泣いて謝っても気分次第では暫く許さん!!何をてめえは寝ている間に人の貞操散らしてやがりますかぁ!?というかなんだ術って!なんだサクマとかエレミアとかっていってたのは!吐けぃ!!俺の幼馴染だってのも結局嘘だったわけだなコラぁ!?」
「ごえんなふぁいうふぉれひたぁ!!うふぉふいてごえんなふぁぁ〜〜い!!」
その日、俺はいりこをある意味完全に服従させた。……変な意味も含んで。
≪……という具合でして、ど
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