第十四の罪
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状を和らげるしか方法がないと土下座された。そして懐のいる病室に戻る
「ヴァン、懐兄一体何だったの」
「そうでーす、正直に言ってくださーい」
するとヴァンは
「ただの疲労での吐血だ安心しろ」
「よかった」
「本当でーす、寿命が縮まりまーした」
と安心した。二人にヴァンは
「お前ら帰って明日の仕込みしてろ俺はこいつ見てるから」
と言うと二人は
「どうしてーですか」
「本当だよこういう時だから見守らないといけないんじゃん」
と言われるとヴァンは二人を怒鳴る
「てめーらこういう時だからこそ八がいなくても俺達がやんないといけないんだろ、一応こんな小さい店にも来てくれる奴らのためにな八もたぶんそう言うぞ」
言われると二人はヴァンに任せ病室を後にした、二人が出るのを確認した。ヴァンは悔んでいた。仲間を心配させないあまりに言ってしまった。嘘それがどれだけ辛いことか言ったヴァンが一番知っていた。その時ヴァンはあの夢がこの事だとついに自覚した。楽しい日々はいつか終わりを迎えるとそう感じた。その時
「うぅ、そこにいるのはヴァンか」
懐が一時的に意識を取り戻した。そして起き上がろうとするが力が入らず立てなかった
「おい今は体を安静にしてろ」
と止めるヴァンだが懐は息をハーハーと呼吸をするのが精いっぱいながら
「ヴァン自分は死ぬのかグハッ」
と血をを吐きだす懐にヴァンは手を強く握り泣きながら
「いいや必ずたすける」
「そうか」
と言うと懐は笑った顔で再び意識を失った。そしてヴァンは助けると言ったがどうやって助けるか分からなかった。自分は悪魔病気など一度もひいた事がなく、何をしていいかわからない時、昔読んだ本を思いだした。それは悪魔と契約の仕方という本で人が悪魔の力を使うための儀式や契約する悪魔の呼び出し方などかなりくだらない内容だったが一つだけ興味があった契約儀式があった。血の盟約、人と悪魔が血を交わる吸血鬼であるヴァンが当時唯一朝を生き抜く方法だと思っていた。だが相当なリスクも必要である。がしかしこの方法なら懐が救えると核心したヴァンは自分の指を血が流れる程度に切りさらに同じ要領で懐の指も切り、そして切った指同士をE・Tの様にするそして二つの血がお互いの体に流れるそして違いがすぐ出た。本来悪魔の体には流れない人間の血それを体が拒絶するのは、当然でありそれは懐も同じであり、その痛みに悲鳴を上げるヴァン、懐は意識を失っていたため、悪夢にうなされた様な顔をしていた。そして朝、仕込みを済ませ様子見に来たアルバート、康は
「ヴァンさん懐さんどうですーか」
「一応、お弁当持って来たけど懐兄大丈夫だった」
と病室に入り、そこには
「ふぅーよく寝たあっ康、アルちょうど良かった、ヴァンが寝てるからちょっと運ぶの手伝って」
「「えーえーえーえー」
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