第3話 士官学校
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この自信満々な“ウィレム坊や”は俺達に教えを請うているのではなく、俺達の後にいる将官に教えを乞うているのだと。
そう考えると、俺はやはり可笑しくなった。“ウィレム坊や”もせこい野心を抱えているのだ。それに対して、今更ながら軽蔑だの何だのと余計なことを考える必要はない。グレゴリー叔父の名前だけ借りて、言えるだけ言ってみよう。それで今後……第三次ティアマト星域会戦までに影響を与え、原作では失われてしまった第一一艦隊の将兵が少しでも救われるのであれば。
「戦争に確実に勝つ方法はただ一つ。敵に比して一〇倍となる圧倒的多数の戦力と、正確で適切に運用可能な情報処理機能、および確実に途切れることのない後方支援体制を確立し、それを運用できるだけの国家経済力を整備することです」
悪いな。不敗の魔術師さん。台詞を貸してもらうぜ。
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