十話:妥協
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」」」」
「あはは……。」
それにしても拙者がリアス殿と一誠殿の橋渡し役とは……どちらか一方でも機嫌を損ねれば大変なことになる気がします……今から胃が痛いでござる。
Sideoutバジル
どういうことだ……家に帰ってもクロームがお帰りと言ってくれない……それどころか話しかけてもプイと横を向く始末だ……。
ドライグ!!!俺が何かしたのか!!!??助けてくれ!!!!!
(相棒が俺に助けを求めてくるとは……明日は地球が滅びる日か……。)
(お前に助けを求めた俺が馬鹿だった、後で火あぶりの刑を試行する。)
(ま、待ってくれ相棒!!!取りあえず訳を聞いてみるしかなかろう、クロームの好きな麦チョコでご機嫌を取りながらなら何とかなるはずだ!!!!!)
(でかした!!!たまには使えんじゃねえか!!!!!)
(相棒……だんだんとシスコン化してきたな。)
(何か言ったか?)
(いえ、なんでもありません。)
まあいい、今はクロームだ。取りあえず、直ぐに家を飛び出しコンビニで麦チョコを全て買い占めてクロームの部屋に向かう、この間およそ三分だ。
ヴァリアー・クオリティ万歳!!!
「クローム……麦チョコ食うか?」
「…………………。」
ムスッとしたままではあるが俺を部屋に招き入れポリポリと麦チョコを食べ始めたクローム。
「……………………」
「……………………」
く、空気が重い……こういうのを無言の圧力というのか?
「…………………の?」
「何だ?」
「どうして一緒に帰ってくれなかったの…?私、待ってたんだよ…。」
「よ、用事があったからだ……。」
「それならそう言ってくれたらまだ待てたよ?でも…何も知らされずに待たされるのは……辛いよ…。」
そう言って泣きそうな顔をするクローム……確かに今回は俺が全面的に悪いな。
「悪かった…今度からは待たせねえし、ちゃんと連絡もする。」
「ホント…?」
「約束だ。俺が約束破ったことがあるか?」
「ううん…。」
「なら信じな、お前は大切な存在なんだから他よりは優先する。」
「っ//////!!…うん!!ありがとう、お兄ちゃん!!!」
頬を赤らめて満面の笑顔を浮かべるクローム……やっぱり笑顔が一番似合うな。
「あ!!そう言えば今度の日曜日にパフェ食べに行きたいんだけど…お兄ちゃん…空いてる?」
「その日は確か仕事が―「ダメ…?」―いや、俺の思い違いだったな。」
涙目上目づかいは反則だ、断れる気がしない。というか全力でクロームを願いを叶える。
まあ、仕事はカスザメに頼んでおけばいいだろう。ヴァリアーの他の幹部も動かせばいいしな。
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