十話:妥協
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「何と言うか……面白い部屋でござるな。」
バジルの言う通り俺達が来た部屋はいかにもオカルトと言った感じの魔法陣や趣味の悪いアクセサリーが並べられており、独特の雰囲気を醸し出していた。
「部長二人を連れてきました。」
「ご苦労だったわね祐斗、二人ともまずは座って頂戴。」
「失礼します。」
「粗茶です。」
「ありがとうございます。」
このお茶には別に薬は入ってないようだな。ちょうどいい、喉が渇いてたんだ。
「……やるじゃねえか。」
「あら、ありがとうございます。」
「てめえは……確か―「姫島朱乃です。」―そうか……。」
どこかで見た覚えがあるんだが……どこだったかな?ドライグに聞けば分かるだろうが今あいつは不慮の事故で瀕死の重傷を負っているから無理だろうな。
「さてと……それじゃあ、まずは自己紹介から始めましょうか。リアス・グレモリー、このオカルト研究部の部長よ。」
「先ほども申し上げましたが副部長の姫島朱乃です。」
「木場祐斗、よろしく。」
「……塔城小猫です。」
「拙者はバジルと申します。」
「兵藤一誠。」
あの塔城とか言う小柄な女の子……確かカス二人組にナンパされてた奴か、あの時は気づかなかったがこいつも悪魔だったんだな。
「私達は悪魔―「それは知ってる。さっさとバジルがコウモリになった理由を言え。」―……そう、わかったわ。」
リアス・グレモリー何か言いたそうにが睨んでくるが知ったことじゃない。大体その程度の睨み何て可愛いものだ、まだカスザメの睨みの方が凄味がある。
「簡潔に言うとその子、バジルが神器を狙った堕天使に襲われて人として死んだところを私が悪魔の駒で悪魔に転生させたの。」
「やはり拙者はあの時死んでいたのですね……。」
「ぶはっ!!カラス如きに殺られるなんざなさけねえな!!!」
「面目ないです……。」
まあ、同じファミリーが死ぬのは余りいい気分じゃないから今回は悪魔に感謝するか。
「……どう聞いてもあなた達は悪魔や堕天使のことを知っているようにしか聞こえないんだけど……あなた達一体何者?」
「うちのファミリーの一員を助けた礼だ……バジル。」
「え?拙者が話すんですか?」
「不服か?」
「い、いえ!!そんなことはありません!!!……ゴホン…では拙者から話させていただきます。拙者達は―――――――――」
「伝統・格式・規模・勢力全てにおいて別格と言われるイタリヤ最大手マフィア、ボンゴレファミリー……そこの御曹司が一誠でその護衛についていたのがバジルというわけね。」
「はい。」
「一つ聞いてもいいかしら?ボンゴレと言ったら確か教会勢力と強い結びつきがあると聞くのだけど……あな
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