暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード 16〜卑怯者に天誅を!〜
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十代の課題が終わらないということで紫苑が手伝っていると横に居た翔が話題を切り出してくる。

「アニキ、紫苑さん、龍牙先生って知ってるっすか?」

「「誰、そいつ?」」

「えぇ、知らないすか?結構な有名人っすよ」

自分のアニキの無知さに驚く翔。

十代にデュエル以外のことを求めるなよ…

翔曰く、今、デュエルアカデミアに来ている教育実習生で180cmと長身でルックスもよく、結構人気らしい。そして、デュエルアカデミアには教師雇用の際に特殊なルールがあり、『誰でも構わないので本校生徒に50連勝する』というものがある。そして、その龍牙先生は49連勝までしているとのこと。

「へぇー、強いんだな。俺もその先生とデュエルしてみてーぜ!」

「おまえはその前に課題やれよ」

「うげぇ〜。じゃあ、課題終わったら紫苑デュエルしようぜ??」

「じゃあ、あと1時間で終わらせれたらな」

その後本当に1時間で終わらせ、紫苑とデュエルした十代だった。



ついでに翔はこの時知らなかったが、龍牙という男には噂が二つあった。一つ目は彼とデュエルした相手はなぜか魔法カードが使えなくなるということ。もう一つは負けた相手からカードを巻きあげていること。


翌日…

「君が遊戯十代君だね。僕は龍牙だ。噂じゃレッド(落ちこぼれ)なのに結構強いらしいじゃないか。それと僕は教育実習生でもあってね、ここの教師になるために生徒とデュエルしなきゃならないんだ。だから、ひとつデュエルをしてもらえると嬉しいんだけど。」

昨日のメンバーに姉を加えたメンツでワイワイガヤガヤと話していると唐突に話しかけてくる。しかも、いらないことをペラペラと……順序というものを知らないのか?

「あぁ、いいぜ。俺もあんたとデュエルしたかったところだ」

「ふふ、嬉しいよ。それと君はなかなかレアなカードを持ってるそうだね。僕はカードコレクターでもあってね。僕が勝ったらそれを分けてくれないかな?もちろん、君が勝ったら、いいものをあげよう。」

「いいぜ!早くデュエルしたくて、うずうずしてるんだ」

何こいつ、堂々とアンティデュエルしかけてんだよ。そして、いいものって言ってもゴキボールとかでしょ。何処かの虫使いのHA☆GAさんみたいに

「「デュエル!」」

「俺の先行、ドロー!いくぜ俺は手札から【融合】を発動!「ビービー!!」ってなんダァ!?」

十代が通常魔法【融合】を発動するとデュエルディスクからエラー音が鳴り、融合の発動がキャンセルされる。

その時、龍牙は手元で何か弄くっていたのに気づいたのが二人。翠と紫苑である。

「きっと使えないから、エラー音がなるんだよ」

「あ、そういうことなら仕方ないな。俺は【クレ
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