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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第四話 「ジン・ラッセル」
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いと泣くのでやっぱりイライラして殺した。それ以降、連れてきたガキは全部まとめてその日のうちに始末することにした。けど身内のコミュニティの仲間を殺せば組織に亀裂が入る。始末したガキの遺体は証拠が残らないように腹心の部下が食『黙れ!!』

飛鳥の言葉でガルドが黙る。
さっきよりも力を強めたためか、勢いよく閉じた。

「素晴らしいわ。ここまで絵に描いたような外道とはそうそう出会えなくてよ。流石は人外魔境の箱庭の世界といったとこかしら・・・・・・・ねぇジン君?」

飛鳥の言葉を慌ててジンが否定する。

「か、彼のような悪党は箱庭でもそうそういません」

「そう?・・・・・・ところで、今の証言でこの外道を箱庭の法で裁くことはできるかしら?」

「もちろんそれは可能です・・・・・・ですが裁かれるまでに彼が箱庭の外に逃げ出してしまえば、それまでです」

「そう・・・・・・なら仕方がないわね。」

飛鳥が指を鳴らすとソレを合図にガルドの体を縛り付けていた力が解かれた。

「この・・・・・・小娘がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ガルドの体が激変し、タキシードは弾け、体毛が黄色と黒のストライプ縞模様になった。通称、ワータイガーと呼ばれる姿である。

「テメェ、どういうつもりか知らねえが・・・・・・俺の上に誰が居るかわかってんだろうなぁ!? 箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ!! 俺に喧嘩を売るってことはその魔王にも喧嘩を売るってことだ!その意味が「『黙りなさい!』私の話はまだ終わってないわ」

先ほどと同様にガルドの口が閉じられる。だが、ガルドの腕が飛鳥を襲うが耀と零菜が飛鳥とガルドの間に割って入った。

「喧嘩はダメ」

「女の子に手を上げるなんて紳士失格だよ」

ガルドの手を捻り回転させ、そのまま地面に押し倒す、当のガルドは二人の少女の細腕には似合わない力に目を?くが飛鳥だけは楽しそうに笑っていた。

「さて、ガルドさん。私は貴方の上に誰が居ようと気にしません。きっとジン君も同じでしょうね・・・・・・だって彼の最終目標は、コミュニティを潰した『打倒魔王』なんだもの」

飛鳥の言葉に驚きつつも、しっかりと決意をした目でジンは答える。

「・・・・・・はい。僕達の最終目標は、魔王を倒して僕らの誇りと仲間達を取り戻すこと。いまさらそんな脅しには屈しません」

「そういうこと。つまり貴方には破滅以外の道は残されていないのよ」

「く・・・・・・くそ・・・・・・!」

耀と零菜のせいで身動きが取れないガルドに飛鳥はさらに追い打ちをかける。

「だけどね。私は貴方のコミュニティが瓦解する程度の事では満足できないの。貴方のような外道はズタボロになって己の罪を後悔しながら罰せられるべきよ・・・・・・
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