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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第四話 「ジン・ラッセル」
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ったなお嬢に友達できてワシも涙が出るぐらい嬉しいわ)』

耀と飛鳥と零菜が友達になり、三毛猫が泣きながら喜んでいる。

古城と雪菜はそんな娘を見ながら互いに笑いあう。

「失礼ですが、理由を教えてもらっても?」

ガルドが額に青筋を浮かばせながら聞いて来るが顔が引きつっているため動揺がまる分かりである。

「私、久遠飛鳥は、裕福だった家庭も、約束された将来もおおよそ人が望みうる全てを支払って箱庭に来たのよ。『小さな一区画を支配してる組織の末端に迎え入れてやる』と言われても魅力を感じないわ」

「お、お言葉ですが『黙りなさい。』

急にガルドが口を閉じ喋れなくなる。

「(へぇ〜、これが飛鳥の力なのか)」

「(恐れくは、言霊に近しい能力なのだと思います)」

「(飛鳥ちゃん、かっこいい〜)」

飛鳥の使った力は正確にはギフトなのだが、いまいちそこら辺の認識にズレのある古城達であった。

「貴方にはいくつか聞きたいことがあるわ。『大人しくそこに座って、私の質問に答え続けなさい』」

ガルドは椅子にひびが入るぐらいの勢いでイスに座る。

店の奥から猫耳店員が慌ててやってくる。

「お客さん!当店での揉め事は控えてください!!」

「ちょうどいいわ。猫耳の店員さんも一緒に聞いて。多分面白いことが聞けるわ」

飛鳥は悪そうな顔をして言う。

「さっきこの地域のコミュニティに『両者合意』で勝負をしたと言ってたけど・・・・・・コミュニティそのものを賭けるようなゲームはそうそうあるのかしら?そのへんはどうなの、ジン君」

「かなりのレアケースですが、やむを得ない状況なら稀にとしか・・・・・・そもそもコミュニティの存続を賭けたゲームですよ?」

「でしょうね。箱庭に来たばかりに私でも分かるくらいだもの。なら、どうして貴方はコミュニティを賭ける大勝負ができたのかしら?『教えて下さる?』」

飛鳥の命令に歯向かうように抵抗するが徐々に口が開く。

「強制させる方法は様々あるが。一番簡単なのは、相手のコミュニティの女子供を攫って脅迫し、ゲームに乗らざるを得ない状況にした」

「まぁ、そんなとこでしょう。でも、そんな方法で吸収したコミュニティが貴方に従ってくれるのかしら?」

「各コミュニティから子供を人質にとってある」

「それで?子供たちは今どこに幽閉されてるの?」

「もう殺した」

空気が凍り付く。

耀も、ジンも、店員も、そして、飛鳥も一瞬耳を疑った。驚かないのは最初からガルドに血の臭いがこびり付いていることに気ずいていた古城達くらいである。

「始めてガキ共を連れてきた日、泣き声が頭に来て思わず殺した。それ以降は自重しようと思っていたが、父が恋しい母が愛し
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