暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第八十九話 Awakening U
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


ルイン「喰らうがいい!!我のダブルチャージセイバーをな!!」

ダブルチャージセイバーでエックスの胸を深く斬り裂き、その衝撃波でエックスを吹き飛ばす。
凄まじい破壊力を誇るチャージセイバーを同時に繰り出すとは信じられない。

エックス「ぐっ!!チャージセイバーを2発同時に繰り出すなんて…だが!!」

しかしエックスも負けてはおらず、マッハダッシュで距離を詰めて、彼女の腕を掴むと零距離からのディバートチャージショットを喰らわせた。

ルイン「がは!?」

いくらバスターの性能が今までのアーマーより低いと言っても零距離からのディバートチャージショットは効いたらしく、苦悶の表情を浮かべる。

ゼロ「喰らえ!!!」

ダブルチャージショットとチャージセイバーの連続攻撃。

ルイン「何!?トリプルチャージだと!!?」

ゼロ「先程の言葉をそっくりそのままお前に返してやる。アースクラッシュ同様、バスターとセイバーの連続攻撃がお前だけの専売特許だと思っていたのか?寧ろ三連撃はこっちが本家だ!!」

ドップラー博士との大戦以来使われなかったゼロの連続攻撃が再び繰り出された。

ルイン「クックック…いいぞ、もっと底力を見せてみろ!!我が楽しめるようにな!!」

愉悦の笑みを浮かべるルイン。
ウィルスによりたちまち回復してしまう。

ゼロ「…とんだ化け物になったなあいつは…こっちはエネルギーが尽きかけているのに、平然としてやがる。」

エックス「何とか、彼女の力の出所を叩かないと…」

バスターを元に戻すと一気に駆ける。
狙いは一点。
彼女に無限とも思える力を与え続けている場所は…これまでの彼女の様子を観察してみれば子供にだって分かるだろう。

ゼロ「ダブルチャージショット!!」

それが分かっているゼロもエックスを援護するべく、ダブルチャージショットを繰り出す。
エックスの拳とゼロのダブルチャージショット。
どちらが防ぐ優先順位が高いのかは一目瞭然。
ルインは咄嗟にΩナックルでダブルチャージショットを弾いた。
エックスの拳が彼女の額に炸裂した。
額のレンズにΩの文字が浮かぶ度に彼女は力を増していた。
そこを叩けば…ルインの力を抑え込む事が出来るかもしれないと思った。
しかし…。

ルイン「残念だったな」

エックスの腹部にルインのセイバーが深々と刺さる。

エックス「何…!?」

ルイン「狙いは正解だ。まあ、誰でも分かるとは思うがな。だからこそ誘ったんだ。エネルギーも底を尽きかけている貴様らが乗って来るのをな」

ルインが嘲笑い、セイバーでエックスを斬り裂こうとした時であった。

ルイン「ん?」

腕に力が入らない。
いや、それどころか身体が動かない
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ