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リリカルなのは
凡人ゲットだぜ!
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、思いつくままに口が動く。
 管理局を批判し、世間に憎悪し、目の前のアンデルセン神父までも、八つ当たりで罵声をあびせた。
 そんな私の子供じみた所作を黙って受け入れてくれた。
 ひとしきり泣き喚いた後、ふと冷静になり、顔を赤くして黙り込んでしまう。
 ごめんなさい、と頭を下げ小声で謝る。
 アンデルセン神父の顔を盗み見ると、穏やかな笑顔を浮かべていた。


「気にすることはない。兄を思うキミの心は、尊いものだ。それに、子どもが遠慮する必要はない」


 子ども扱いされた。まあ、あれだけ泣き喚いたのだから仕方がないだろう、と自分を慰める。
 気を取り直すように、自分なりに考えた今後の計画を述べていく。


「執務官になるために、まずは管理局の訓練学校に入校したいと思います」

「ふむ。悪い手ではないな。寮に入れば生活のことを考えなくてすむか」


 彼は、賛意を示す。苦笑しながら付け加えた。


「これでは、私の立場がないな。何もすることがない」

「いえ、アンデルセン神父には頼みたいことがあります!」


 ほう?と面白そうな顔をする。
 そんな彼に、頼み込む。


「私を強くしてくださいッ!」


 頭を深く下げて頼み込む。
 アンデルセン神父は、オーバーSランクの騎士だと、兄から聞いていた。
 教導もしているらしく、非常に評判がいいとも。


「頭をあげなさい」
 

 いわれるままに頭をあげ、神父を真正面kならみる。


「その程度のことなら、喜んで手伝おう」

「ありがとうございます!」


 私は知らなかった。
 この後私に地獄が待っていることを。





 凡人ゲットだぜ!
 

 はあ、罪悪感がマックス。
 ティーダが殉職することは原作知識で知っていた。
 知ってはいたが、具体的ことは何一つわからなかった。
 アンデルセンの姿でティーダと親しくなり、安全な部署に引くようにいった。
 ティアナのことも考えろ!と言って喧嘩までしたが、彼の心は変わらなかった。
 苦肉の策として、ティーダになにかあったときに、後見人になることを申し出たら、喜ばれた。
 こんなセコイことしかできない自分が恨めしい。


 で、ティーダは殉職した。
 仕方なかったといえば、仕方なかったし。
 何かできたかといえば、何かできたのだろう。
 暗く落ち込んでいたら、ウーノに心配されてしまったな。
 ティアナの方がつらいだろう。
 泣き叫ぶティアナを見て思う。
 原作とは関係なく、彼女を守っていこう、と。


 さーて、俺の地獄のブートキャンプが、はっじまっるよー!


 スバル君。キミも参加しなさい。
 え?い
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