YES!ウサギが呼びました!
第三話 「説明」
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ょう?ルールですか?それともゲームそのものですか?」
黒ウサギも十六夜の雰囲気を感じ取りやんわりと聞く。
「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ・・・・・・俺が聞きたいのは・・・・・・たった一つ。」
十六夜が目を細めて、全員を見まわし、天幕に覆われた都市を見上げる。
そして、何もかも見下すような視線で一言
「この世界は・・・・・・面白いか?」
十六夜の目は至極真面目だった。
『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』
手紙にはそう書いてあった。少なくとも十六夜は全てを捨てて箱庭に来た。
それに見合うだけの催し物はあるのか?それは、十六夜にとって最も重要なことだった。
十六夜の質問に黒ウサギはニッコリ笑いながら宣言する。
「YES!!『ギフトゲーム』は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯!!
箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
「それで、何か分かったのか?雪菜」
町に向かい移動している中で、古城は小声で雪菜に先ほどの事を聞いてみる。
「彼女は私達に、何か隠し事をしています」
「隠し事?」
「はい、相手が何かしら隠している以上、迂闊に話を聞くのは危険です」
「そうか・・・・・・、なら、それが分かるまでは元の世界に付いての話しは聞かない方がいいな」
「はい、そうした方が良いと思います・・・・・・零菜もそのつもりでいて下さい」
「うん、分かった」
そんな警戒をしながら古城達は町を目指す。
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