暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第4話『沢田綱吉』
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自分たちが同じ立場にある仲間であると。

そしてカリムとはやては話し合い、結果、ツナと同様にナツも六課で保護することで決着した。

「よろしくね、ナツ」

「ああ!」

2人はガッチリと握手を交わす。


◆◇◆◇◆◇◆◇


─ 機動六課 隊舎 ─

ミッドチルダ南駐屯地内A73区画──‥‥。

その場所に位置するのが、はやてが部隊長を務める《古代遺物管理部機動六課》──通称機動六課≠フ隊舎である。

聖王協会を後にしたはやて・ナツ・ツナの3人が隊舎に着いたのは、すっかり辺りも暗くなった夜のころだった。

余談だが、六課に着いたナツは乗り物酔いでぐったりしており、ツナは苦笑しながらソレを介抱してた。

そして、ナツとツナの漂流者組は、はやての私室である部隊長室で、六課の主要メンバー──隊長陣と顔合わせをする。

「今日から六課で保護することになったツナ君とナツ君や。なんや名前がややこしいけど、よろしくしたってな!」

「沢田綱吉です。ツナって呼んでください」

「ナツ・ドラグニルだ!」

はやてが紹介し、その後2人が名乗るという形となった。

「ああ、よろしく。ライトニング分隊・副隊長、『シグナム』だ。シグナムで構わん」

対して名乗ったのは、桃色の髪をポニーテールにした女性と、

「スターズ分隊・副隊長の『ヴィータ』だ。あたしもヴィータでいいぞ」

赤い髪を三つ編みにした少女──幼女(?)──だった。

さらに、

「ザフィーラだ。よろしく頼む」

シグナムとヴィータの近くで行儀良くお座り≠していた蒼い毛並みの狼が、律儀にもお辞儀をしながら名乗った。

その光景にツナは一瞬驚いていたが、ナツはケロッとした表情で「オウ! よろしくな!」と言っている。

住んでいた世界の違いだ。

これで、今この場にいる全員の紹介が終わった。

「ホンマはまだ隊長が2人と、新人が4人と、他にも隊員が結構おるんやけど、今はこれでええわ」

はやてが言うには、残り2人の隊長が留守らしく、どうせなら全員が揃ってから紹介した方がいいだろうとのことだ。

斯く言うナツ達にも、未だこの場にいない仲間が1人いる。

「あ、はやて」

「ん? なんや? ツナくん」

「実は──」

ツナがもう1人の仲間のことを伝えようとしたその時、はやての許に、六課の部隊の1つ《ロングアーチ》から通信が入った。

「ちょっとごめんな、ツナくん」

ツナに断りを入れ、通信に応答するはやて。

「シャーリー? どないしたんや?」

はやては通信相手であるシャリオ・フィニーノ──通称シャーリーの名を呼ぶ。

《そ、それが‥‥なのはさんたちが向かっ
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