【ゼロの使い魔】編
042 激戦の後
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ろうが、推奨はしないがな>
24回…。さすがにそんなには要らない。ただの戦闘として考えるなら──
「……戦闘中に使うこと──禁手(バランス・ブレイカー)≠フ維持を考えるなら…12回。たとえ欲張っても16回までだな。……更に半減≠フ回数分を引くなら、10回が妥当なところか」
<だな。それが賢明だろうな>
……ここらで少し気になっていた事を訊く。
「なぁ、ドライグ。わざわざ半減≠フ回数分倍加≠フ回数を減らさなければならないと云う事は、もしかしてこの赤≠ニ白≠フ双籠手はセットにでもなってるのか?」
<? ……ああ。だが馴れれば片方だけでの顕現が可能になるはずだがな>
「……だったら──そこまで変質しているなら最早これら≠ヘ“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”とは言い難いな。……なら、名前を変える必要性が──新しく名前を付ける必要性が出てきたな。……そうだな、奇をてらわずに名付けるなら“赤龍皇帝の双籠手(ブーステッド・ディバイディング・ツインギア)”ってところで、禁手(バランス・ブレイカー)≠焙氛氓烽ニい、外套≠竍鎧≠サのまま例に倣って、適当に当て嵌めれば良いか」
<“赤龍皇帝の双籠手(ブーステッド・ディバイディング・ツインギア)”…か。……うむ、中々悪くない名前じゃないか、相棒>
ドライグも同意してくれた。何だか、なんだかんだ言っててもわりと楽しんでいる自分が居た。
「後は…デメリットか。デメリットとかは有るか?」
<アルビオンの神器≠ノくっ付いて来た歴代所有者達の怨念も相棒が喰った≠ゥらか、別段気になるデメリットは特に無いな。……強いて言うならさっき言った通り、倍加≠フ回数が半減≠フ回数分減るくらいの事だ。それと、これもさっき軽く触れた事の補足になると思うが、調整が終わり次第半減≠フ回数は増えていくぞ>
ドライグも言った通り、“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”に居た歴代所有者達の怨念同様、“白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)”にくっ付いて来た怨念を処理″マみである。……何が出来るようになったかは追々と語るべき時が来たら──だ。
「そうか、じゃあ──」
そんなこんなで、ドライグと滅茶苦茶──それこそ日をまたぐまで話し明かした所為で、寝不足気味になったのは至極どうでも良い蛇足である。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ふっ…! ふっ…! ふっ…!」
ある日森の中、幾分か拓けた場所。残身を心がけつつ、一振り…一振りと、出来るだけ丁寧に槍≠振るう。……何故剣ではなく槍を振っているかと云うと、剣≠フ才にこれ以上の展望が見えなくなったからだ。……そこで趣向を変えて槍を振るっているという事だ。
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