【ゼロの使い魔】編
039 赤≠ニ白≠チて普通は目出度いはず… その2
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る者が居るとは思わなかったぞ。……ドライグよどうやら今代は恵まれたらしいな。……いや、ところどころにどこかで見た剣筋が見える──気もする>
<それは当たり前だろう。なぜなら、相棒は歴代所有者達の経験値を喰らった≠フだからな>
ドライグはアルビオンへの挑発する。恐らくだが、ドライグは精一杯のドヤ顔をしているだろうと窺える。
(ドライグェ…。いや、より正確には経験値を奪った≠セけなんだが)
「……どうやら君は俺より先に行っているらしいな」
「アー、ソウデスネ」
ドライグの言葉を聞いて、より一層笑みを深めるヴァーリ。勝手に情報を流すドライグと戦闘狂のケを見せるヴァーリに、俺はカタコトになる。
「ところで平賀 才人、君は至って≠「るかい?」
「……一応は至って≠「る」
「じゃあ次は禁手#艪ラといこうじゃないか。……禁手化(バランス・ブレイク)=v
『Vanishing Dragon Balance Breaker!!』
「オーケー。……禁手化(バランス・ブレイク)=v
『Welsh Dragon Balance Breaker!!』
ヴァーリが白銀の鎧──“白龍皇の鎧(ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル)”を、俺が紅の外套──“赤龍帝の道化の外套(ブーステッド・ギア・クラウンコート)”を自らの身に纏う。
「もしや──いや、別段驚く事でも無いか。……亜種の禁手(バランス・ブレイカー)≠ニはね。君は俺を楽しませるビックリ箱か何かかい?」
「出来る事を──手札を増やして来ただけだよ…っと!」
――ガギィイ!
「……一瞬で地面を何度も蹴って、爆発的なスピードで移動しているな? ……そうか、これはさっきの移動術か?」
“剃”でヴァーリの懐に入り込み、デルフリンガーを振るおうとするが、ヴァーリには隙も何も無かったし強化もしてなかったので普通に防がれる。ついでとばかりに“剃”の高速移動の原理すらも見抜かれる。
(天才めぇ…)
俺? 俺はただの特典≠セ。アザゼルにして天才≠ニ言わせしめたヴァーリと一緒にしてはいけない。……俺はヴァーリと違って、俺は特典≠ニ、その応用に過ぎない。
閑話休題。
(こっち≠ェ本命だ!)
とは云っても、ただ何も無しに斬り込む訳は無く、勿論の事意味はある。……先程“ドラゴン・シューター”を囮にした様に、今度は俺自身が囮になった。
「ドライグ! 帯≠ナ奴を捕らえろ!」
<応よっ!>
“赤龍帝の道化の外套(ブーステッド・ギア・クラウンコート)”の能力。……ドライグの意思のみで伸縮自在=A操
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ