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26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第九話 Cooreat
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学年か中学一年くらいのやつだな。
 ただ、それとは裏腹に服装は紳士服のようだ。
 頭に中折れ帽子も被っている。
 まぁ今回はある程度ゆるいから、十分いいだろう。
「ああ、どーぞ。 んじゃこれで募集締め切ります!」
 言葉通り募集を締め切り、狩りに行く前のミーティングを始める。
 と言っても、狩場の確認、武器の確認、あとは各種回復アイテム、結晶の確認と購入。
 そういった下準備だ。
 もちろん、これが効率狩りなら確認だけしかしない。
 最悪、確認しないところもある。
 そういうのの準備は事前にやってある、っていうのが基本で絶対条件だからな。
 今回はとりあえず俺達は用意はしていたが、今回参加した短剣使い。
 キャラ名、【スラム】がアイテムを購入してなかったのでそれに付き合うことになる。
 因みにもう一人のランサーの方は【シャム】というらしい。
 しかも所属ギルドはあの聖龍連合。
 ただ前線やメインで戦闘することはなく、野良に近い状態らしい。
 故に、聖龍連合が好んで使うガチガチに固めた鎧のようなファッションをしていない。
 本気で戦う時はそういった装備にするらしいが……。
 持ってる武器はスラムが【ゲッタ】と呼ばれる取ってから両側に三角形上の刃がついている特殊な形状の短剣。
 寧ろ短剣というには巨大すぎるが、ちゃんとした短剣だ。
 露店で1Mで買ったらしい。
 シャムが装備してるのは【蛇矛】という槍で、レアドロップ武器。
 先端が蛇のようにうねっており、ブラッディレッドにペイントされている。
 リーチは通常の槍と同じで、別に特別なスキルや付与効果もないが、シンプルに強い。
 よくも悪くも使い手の技量に左右される武器と言える。
 俺は当然、グリュンヒルだが。
 クーレイトは、珍しい投擲武器をメインとしている。
 大体の武器は使いこなせるらしいが、投擲武器が一番安全だから、という理由で選んだらしい。
 ガンマさんはそれを補助する形で直剣だ。
 バランス的には、悪くは無い。
 盾役がいないのがちと怖いが、最悪俺がやればいいことだ。
「じゃ、アイテムも揃えたことだし、狩場に向かいましょうー」
 適当に率先し、狩場へと向かう。
 まぁ、予め狩場は確保してあるから他人が取るなんてことはない。
 つまり、当たり前で、事前から組んでいた当然のこと。
 だから、今回の狩りに関しては、俺は特に何も無いであろうと思いながら、比較的ラフに挑んだのだった。




――――――




 世界とは、限られた者だけが、上にいける世界だ。
 それに気づいたのは、いつだっただろう。
 多分十代後半の頃だ。
 この僕、クーレイトは、SAOでこそここまでの地位を得ているけど……。
 現実ではそうも行
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