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妖精の義兄妹の絆
聞こえている!
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「ぐぐぐ…!!!!」
『オレは今、ニルヴァーナの心臓にいる。来るなら来いよ。そん時はちゃんと殺してやるからよ。』

ブツッ

『念話が強制的に切られた…。』
『ったく、勝手な奴だ。まぁいい…。てめぇらは魔水晶を同時に破壊するとか言ったなァ?
オレらは今、その七つの魔水晶のどれか二つの前にいる。
ワハハハハ!!!!オレらがいるかぎり同時には壊す事は不可能だ!!!!』

ビィィン

『ゼロとも念話が切れた…。ハァハァ』
エルザは微かに震えている。それは恐怖から来るものではなかった。仲間がやられた。
それだけでエルザの心の中で怒りの炎がメラメラと燃えていた。
(「ゼロとランスに当たる確率は2/7。しかも、エルザ以外では勝負にならんと見た方がいいか。」)
「待って!!!」
その時、シャルルはある事に気付いた。
「7人も…いない…!?魔水晶を壊せる魔導士が7人もいないわ!!!!」
「わ、私…破壊の魔法は使えません…。ごめんなさい…。」
「!!?こっちは3人だ。他に動ける者はいないのか!!?」
エルザがヒビキの念話を介してみんなに呼び掛けた。すると、一人の男が答えた。
「私がいるではないか。縛られてるが…。」
「一夜!!!」
「これで4人!!!」
『まずい…。もう、僕の魔力が…念話が…切れ…。ハァハァ』
ヒビキの魔力も限界が近づいている。さらにエルザは呼び掛けた。
「あと3人だ!!!誰か返事をしろー!!?」
「グレイ…。立ち上がれ…。おまえは誇り高きウルの弟子だ。こんな奴等に負けるんじゃない。」
リオンはグレイを呼び掛ける。
「私、ルーシィなんて大嫌い…。ちょっとかわいいからって調子にのっちゃってさ。
バカでドジで弱っちぃくせに…いつも、いつも一生懸命になっちゃってさ…。
死んだら嫌いになれませんわ。後味悪いから返事しなさいよ。」
シェリーはルーシィを呼び掛ける。
「ナツさん…。」
「オスネコ…。」
「ナツ…。」
『ナツくん…。』
ウェンディたちはナツとハッピーを呼び掛ける。
『僕たちの、声が…。』
そして、























「聞こえてる!!!!」
ナツが返事を返した。




















「ハァ-ハァ-ハァー聞こえてる。」
「ナツ…。お前…。」
「7コの魔水晶を…同時に…壊…す…。」
さらにグレイも。
「運がいい奴はついでにゼロとランスも殴れる…。ハァーハァーでしょ?」
ルーシィも壁に寄りかかりながら返事を返す。
「あと18分。急がなきゃ…。シャルルたちのギルドを守るんだ。」
そして、ハッピーも返事を返す。
『も、もうすぐ念話が…切れ
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