暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第61話 部長のお仕事
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きちぎった音か」

「これ、前に危険な新興宗教の団体を潰した時に見た術式に似てるわ。呪術の一種じゃないかしら」

「で、肝心の中身は……」

「ミイラ、だな」

 石棺の中には一体のミイラ、そしてそれを取り囲むようにして様々な用途の分からない道具のようなものが並べられていた。こういったミイラを生で見るのは初めてだからよく知らないけど、普通こういうのって財宝なんかが一緒に入ってるもんなんじゃねぇのか?

「これが良くないオーラを出していた危険なもの、なんですか?」

「気をつけろ。こういったものは大抵ロクでもない罠や呪いがかけられているものだ。以前任務で油断して苦労した覚えがある」

「う〜ん、とてもそうは思えないけどなぁ……」

 そう言って俺はもっとよく見ようと少し顔を近づける。

「イッセー、注意なさい」

 と部長が言った、その時!

「がっっ!?」

「イッセー!?」

 ミイラの目がいきなりギョロッと開いたと思ったら体が金縛りに!? っていうかこのミイラ、生きてるのか!? っていうかなんで金縛りに!? 体が全く動かねぇ!!

 そして

わぁぁれ()を目覚めさせた者はだぁぁれ()かぁぁ』

 く、口が勝手に言葉を!?

「まさか、このミイラに体を乗っ取られたのか!?」

 んなっ!? なんだって!?

「あなたを目覚めさせたのは私達よ。あなた、何者かしら?」

わぁぁれ()はウナスなりぃぃっ! こぉぉっき(高貴)なる神官にしてぇ、呪術を執り行うものであぁぁぁるぅぅぅ!! わぁぁれ()を目覚めさせてくれたことぉ、まずは例を礼を言わせてもらうぞ悪魔たちよぉぉおおっ!!』

「意識を飛ばして私の眷属の体を乗っ取るなんて、いい度胸ね、ミイラ男さん。今すぐそこから立ち去りなさい!」

『その願いは承諾しかねぇぇるぅぅ』

「なんですって!?」

 なっ!? こいつ俺の体返さないつもりか!?

 とそこで……

『ぬ、主ら一体なぁぁに()をぉぉおおっ!?』

「じっとしてください」

「その体は渡す訳にはいかないにゃ」

 黒歌姉と白音ちゃんに両側から羽交い締めにされた!? さらに

「イッセー、待ってて。今助ける」

 正面には見たことない真っ黒な刀を構えた龍巳が!

『ま! ままま待てぇぇぇいっ! 主ら、まさかこの体を!』

 ちょっと待て! その刀で俺をバッサリ斬るつもりじゃねぇだろうな!?

「ちょっと待ちなさい龍巳! あなた一体何をするつもり!?」

「はぅぅぅっ! い、イッセーさんを斬っちゃダメですぅぅぅっ!」

「大丈夫、神鳴流奥義、斬魔剣弐の太刀なら!」

 ってそれ、漫画
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