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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第61話 部長のお仕事
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「なぁっ!? しぃぃぃっまったぁぁぁあああっ!?」
隙を突いて呪術師に近付いていたイリナとゼノヴィアが包帯を根本から断ち切った! そしてそこにそれぞれ膨大な魔力を手に纏わり付かせた部長と朱乃さんが突っ込む!
「悪い子にはお仕置きですわ!」
「滅びなさい!!」
「ぎぃぃぃやぁぁぁあああっっ!!! おのれぇぇぇえええっっ!!!」
2人の魔力が呪術師に直撃! 呪術師を跡形もなく吹き飛ばした!
「ふん、いつまでもあなた達に助けられてばかりの私達ではないということよ。ね、朱乃?」
「えぇ部長」
「……そういうセリフはそもそもあの程度に捕まらないようになってから言ってほしいにゃあ」
「「うぐっ」」
ははは、まあ何にせよ、ようやくこれで一件落着か。ってあれ? なんか忘れてるような……。
「うぅぅ……誰か、助けて……」
ってあぁっ!? レイナーレが包帯から脱出できずに天井から吊るされっぱなしじゃん!? 視線を上げればさめざめと泣くレイナーレがそこにいた!
「れ、レイナーレさん! い、今助けますぅっ!」
慌ててレイナーレを助けに行くアーシア……なんだけど天井から吊るされたレイナーレ助けるにはアーシアじゃあ力も身長も足りないな。しょうがねぇ、俺も行くか。
それにしてもレイナーレ、もうちょっと頑張ろうぜ? 部長や朱乃さんも自力で脱出できるようにはなってるんだしさ。……まぁ、未だにアーシア除いて眷属最弱の俺が言えた義理じゃないんだけどさ。取り敢えずお互いもうちょっと頑張ろうな、レイナーレ。
☆
「で、彼女達はどうだったんだい、曹操?」
「残念ながらゲーム時の映像以上のことは分からなかったな。ゲオルグ、また何か用意してくれるか? 出来ればあんなミイラ男ではない、彼女たちが出張らなければならないような本当に凶悪なやつを」
「気軽に言ってくれる。あんなものでも足が付かぬよう紛れ込ませるのは相当骨だったんだぞ?」
「分かっているさ。だが君も気になるだろう? 彼女たちの本気、そしてあの龍の正体に……」
「……まぁその点については同意するがな。時間はかかるからな?」
「あぁ、まだまだ時間はあるんだ。それで構わn『ズガァァァアアアンンッッ!!!』なっ、何事だ!?」
「正面入口の方からだ! こちらゲオルグ! 応答しろ! 何があった!?」
『ゲオルグ様!! こ、こちら正面入口! 奴らが!
ま、
魔崩掌女が!!
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