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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第61話 部長のお仕事
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」
「くぅっ!?」
「って部長たち、またですか!」
部長に朱乃さん、レイナーレが包帯に巻きつかれて吊るしあげられていた! っていうか本当にまたかよ!? 部長たちが縛られるのこれで何度目だ!? ほら! 火織たちだって頭抱えて溜息ついたりかわいそうなものを見る目で部長たち見てるじゃん!
ちなみに火織たち姉妹は当然難なく包帯を退け、また彼女達の庇護下に入っていたアーシアも無事、祐斗には俺同様包帯は伸びていってなかったみたいだな。で、最後にイリナとゼノヴィアは
「あぁんもうっ! しつこい!」
「くっ、エクスカリバーの敵ではないにしろ、これだけ数が多いと!」
執拗に包帯の攻撃を受けていた! 襲い掛かってくる包帯を紙くずのようにエクスカリバーで斬り裂いていくんだけど、いかんせん数が多くて完全に足が止まっちまってる!
「はぁ〜っはっはっはっはっは!!
むぅぅっだ
(
無駄
)
な抵抗はやめたまえ! でないと彼女達を絞め殺すぞぉ!!」
「あぁっ!?」
「このぉっ!!」
悲鳴を上げる部長と朱乃さん! っていうかこれマズいんじゃ!?
「おのれ! 卑怯だぞ!」
「リアスさんたちを放しなさい!!」
「これ、私達が助けるしかないのかなぁ……」
「あんなに修行したのに……」
「こう何度も何度も……あの努力は何だったんでしょうね……」
「情けなくて涙が出てくるにゃあ……」
「みなさんそんなこと言ってないで早く助けましょうよぉっ!」
火織たちに対して涙ながらにすがるアーシア! でも無駄だアーシア! だって火織たち、一歩も動かず手だけ動かして包帯に対して無双するなんてとんでもないことしてるくせに、目が完全に死んでるんだもん! 捕まった3人に対して呆れ返ってる顔だ!
くっ、こうなると俺と祐斗でどうにかするしかないか! 今も2人で包帯を次々ちぎったり斬ったりしてるんだけど、数が多くて際限がねえ! こうなったら俺の力を祐斗に譲渡して一気に決めるか!?
と、その時
「あまり、舐めないで頂戴。いつまでも同じような手にやられる私達ではないわ! 朱乃!」
「えぇ、部長!」
「「はぁあっっ!!」」
と、2人が掛け声を出すと同時、全身から滅びの魔力と雷の魔力を吹き出して巻き付いていた包帯を吹き飛ばした!?
「
ぶぅぁぁぁぁか
(
馬鹿
)
なぁぁぁあああっ!?
わぁぁれ
(
我
)
が長年念を込め続けた包帯がぁぁぁあああっ!?」
そして翼を生やし、呪術師に突っ込んでいく部長と朱乃さん!
「さ、させるかあああっ!」
それに対して全ての包帯を部長たちの迎撃に打ち出す呪術師! と、そこで
「私達を忘れてもらっては!」
「困るわね!」
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