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BRAIN 〜ブレイン〜
始刀 『未釼』ミツルギ
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乗ると秒速で発進させる

「・・・これが来たってことは。知ってるんだな・・・父上は」

やばいことが起こりそうだ・・・、心の中でそっと唱えた

brain本部に着くと、バイクを駐車する。

入口≪ゲート≫を秒速で潜る

そして、司令室まで着くと―――

「来たか・・・、柚子よ」

「刀刃部隊・隊長 詩紋柚子。参りました。」

机に肘をつき、いかにも高級そうな椅子に座っている男

そう、柚子の目の前にいる者こそ、brain隊長 紅音波≪くれない・おとは≫だ

「君への要件が二つある」

「はい、なんでしょう?」

「まず一つ目。昇級だ。君をbrain最強のクラス、第零級にする。」

「え、あ、えっと・・・ありがとうございます」

「二つ目。警護だ」

「・・・警護ですか?」

「この要件はさっきの階級が関係している」

「・・・だいたい意味が分かりました」

「物わかりが早くて助かるよ。住谷、アレを」

「了解です」

秘書が持ってきたのは、小さなケースと資料

「では、これを」

ケースの中には、第零階級を示す、藍色のバッジがあった

それを手に取り、右胸に着ける。そして、資料を手に取ると、一言告げる

「隊長、この要件・・・。悲劇の連続かもしれないですよ」

「・・・それは同感だ。でも、お前には始刀『未釼』ミツルギがあるじゃないか?」

「・・・ですね。では、失礼します」

部屋から出る

一方、部屋の中では――

「はぁ・・・。酷いことにならなければいいんだが・・・」

資料に目を通す




【刻神家    刻神樺恋の警護を依頼する】
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