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バカと平和を歌う娘
対Dクラス戦 vs平賀源二
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よ。


源二「しかしわざわざ本丸に二人だけで来るなんて無謀過ぎないかい?」


雄二「お前一人ならこれで充分だ」


亮「早まって前線に出し過ぎたんじゃね?ふひひ」


二人……そう今僕はDクラス……の窓の外の下に居ます(因みに今平賀くんの声が聞こえたのは雄二の無線機に聞こえたのを僕の無線機が拾ったから)
あれから外へコッソリ出て今に至ってる訳。


横溝「よくもまあバレずに来れたもんだよ、俺達も吉井も」


福村「バレたら坂本自体がヤバい事になるしな」


君島「しかし俺達が吉井隠して歩いてても注目されないってのは良いのか悪いのか……」


工藤「俺達モブだからね、仕方ないね」


明久「実際点数が低いからこのクラスに来てる訳だしね」


しかしさっきから聞いてても二人の演技の上手さが際立ってるなあ。
流石はこの文月が誇る策士と怪しい宗教団体……じゃなくてロリコン集団……ではあるけどこの街が平和なのは紛れも無くこの怪しい集団のおかげだ(何故か僕も雄二も入ってるけど)
で、その集団を率いるのが須川くん、という訳だ。


因みに須川くんは演技だけは秀吉並という。
得意なのは見た目通り悪役。


明久「……須川くんが露骨に下っ端悪役やってて胃が痛いんだが」


横溝「たまに演劇部の助っ人行ってるけど殆ど下っ端悪役だから染み付いたんじゃね?」


君島「リーダーには演技力が必要だー!とか言ってたな」


凄い演技過ぎて逆にバレそうで胃腸薬が必要かも。
と言うかリーダーに必要な演技力じゃないよ……。


雄二「サッサと諦めて死にな」


亮「せいぜい足掻くんだなァ!」


明久「おい雄二まで悪ノリ始めたぞ」


福村「自分が好きな事は突っ切るタイプだよな」


工藤「……早くしてもらえんかね?」


それから更に10分程謎の演技は続いた。







源二「……いつまで続けるんだい?」


雄二「なあに、これはちょっとした前座さ」


亮「つー訳で」


二人「let's go!」


二人共無駄に発音が良い。
そこまで英語出来ないのに何故だろうか……。


源二「やっぱりFクラスは安直な考えしか出来ないか……みんな、頼む」


「ラジャー!」


「いくらリーダーでも数の暴力にゃ」


「勝てないんだぜぇ!」


声だけで今どんな状態か想像つく。
完全に平賀くんは引っかかったみたいだ。


「ここにいるDクラス全員でそこの二人に数学で試召戦争を挑む!」


雄二「だ、そうだ明久」


亮「ユーヤッチャイナヨ☆」


源二「は?
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