暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth13邂逅・新たなる堕天使〜Unvollendet Egr?goroI〜
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イスターが吸収したり防いだり出来るのは、反射して威力が分散している状態での砲撃だ。拡散する前の砲撃を防ぐのは、たぶんマイスターでも無理。砲撃は一直線にマイスターへと突き進んで行って、避ける素振りも防ぐ素振りも見せないマイスターを呑み込もうとした。
「オーディン!」『マイスターッ!!』
それでもマイスターは落ち着き払っていて「我が手に携えしは確かなる幻想」って詠唱。空に向かって伸ばしていた左腕を降ろして、迫って来てる砲撃へ向けて左手の平を翳す。
――クレプスクルム・ポルタ――
マイスターの左手の前面に、砲撃以上に大きな縦長の光の門が現れて、音を立てながら開いてく。そして砲撃は門に吸い込まれていって消えた。門が消えて、マイスターは「なるほど。融合状態なら多少の無理が出来るんだな」って思案顔で頷いた。ズィーベンが『頭がグルグル回るぅ〜。でも、すごく気持ち良い〜♪』って楽しそうに言う。胸の奥がズキッて痛くなった。決定的だったのは、ズィーベンのこの一言だった。
『ねぇ魔神。わたしのロードになってよ。あなたとなら絶対上手くいく。イリュリアを倒せるって思うのね』
『ズィーベン! あたしのマイスターを取らないで!!』
あたしは堪らずそう叫んでた。
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