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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth13邂逅・新たなる堕天使〜Unvollendet Egr?goroI〜
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』
ズィーベンから、すごく焦っているような戸惑っているような思念通話が届く。融合騎の務めとして、ロードの魔導発動の補助っていうのがある。いくら難しくてもそれが出来ないなら融合騎としては失格。でも、マイスターはベルカの騎士じゃない。異世界の魔導師だから・・・。
だからこそあたしにもズィーベンの気持ちは良く解る。あたしだって初めてマイスターと融合を果たして補助をしようとした時、何一つとして手伝えなかった。あまりに複雑すぎて、全然理解できない術式。だから、しょうがないよズィーベン。
「番人を務めし其の者が有せし終焉を告げる角笛。故に汝よ、其の者の奏でし終焉の報を恐れよ」
呪文がそこまで完成されてまた変化が起きた。環の内側だけに蒼い魔力球が数える事も出来ない程に現れた。空から見れば蒼い光の絨毯みたいで綺麗。でも圧倒的な威力を誇る攻撃だっていうのが真実の姿。ゼフォンが「なんだよコレ! くそっ、壊しても壊しても現れるじゃんかよッ!」って岩の剣で魔力球を壊すけど、壊すごとに別の魔力球が生まれてく。
「守神の角笛より生まれし滅音よ、賢神の杖より発せし破光よ、天に響き渡り煌き閃け、地に満ち流れ猛り奔れ」
マイスターがスッと左腕を上げると、マイスターの足元に展開されてる魔法陣と同じものが空に幾つも展開されて、それを繋ぐように環が出来て、一つの巨大な魔法陣になった。
「
守神の終笛
(
コード・ヘイムダル
)
!!」
――カリブルヌス・フェイルノート――
マイスターが術式名を告げた同時、あの大きな砲撃が来た。最初は、魔力砲を反射するための鏡の砲弾。マイスターに直撃する軌道で飛んできた。するとマイスターは「邪魔をするなッ!!」って怒鳴って、「ジャッジメント!」指を鳴らした。
すると空の巨大な魔法陣からいくつもの砲撃が地上に向かって降り注いでいく。迫って来ていた鏡の砲弾を砲撃の1つが粉砕、そのまま他の砲撃と一緒に地面に着弾した。あたしは、そしてシグナムも、マイスターの本当の凄さを垣間見る事になった。
砲撃の着弾と同時に生まれた爆発が、地上を埋め尽くしている魔力球絨毯を誘爆させていった。誘爆した魔力球は空を貫くほどの光の柱になって、空と地上、そしてその間の領域を蹂躙してく。
「なんだこれは・・・!? これが本当に一個人で発動できる魔導なのか・・・!?」
さすがのシグナムが戦慄してる。ゼフォンも、こんな大魔法を防ぎきる事なんて出来ないはず。なにせこの魔導、この前、マイスターが戦船を沈めるために使ってた魔導以上に強力だもん。やっぱりあたしのマイスターは最強だ♪
――カリブルヌス――
そんな時に遅れて来た巨大な魔力砲が空を照らした。
「いかんっ。拡散して威力が減衰していない砲撃は防ぎきれるものではないっ!」
マ
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