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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth12遥かに古き刻に在りし騎士の末裔〜Sir WorcsteD〜
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ゲンに対処しなけりゃいけないソイツは、なんとかフリーゲンを反射防御する事には成功。だけど、あたしの接近に対応できないだけの隙を生み出す結果になった。ギリギリで反転が間に合うかどうかってところであたしは“アイゼン”を振るって、ソイツの横っ腹に打ち込んで鎧を粉砕、「おおおらぁぁぁあああッ!」勢いに任せて吹っ飛ばす。
「次っ!」
「調子に乗るな、小娘ぇぇーーーーッ!!」
ここで、青騎士たちが剣とかの武器を装備した。あたしが一番望む展開だ。デカイ鏡の盾の防御力が最大の厄介の種だった。なのに怒りに任せて鏡の盾を退かして武器を装備。
「(そいつは自殺行為だっつうの)来いよ、経験の差ってぇのをその身に刻んでやらぁっ!」
見た目はまぁガキなあたしだけど、戦歴ならそこらの騎士よりはるかに長い。その経験の差ってぇのを見せてやる。“アイゼン”を肩に担いで、前面に魔力球を4基展開。「掛かれぇぇーーッ!」って指示が出されて、青騎士たちは盾を放っぽって突撃してきた。
――シュワルベフリーゲン――
魔力球を“アイゼン”で打ち出す。青騎士たちに面白いほどに着弾して行く。ほらな、盾があってこそのテメェらの強さなんだよ。「次っ!」3人目の青騎士を吹っ飛ばす。ここまでやられりゃ向こうも思い知る。また鏡の盾を装備した。あ〜あ、あたしの無双時間はここまでか。
――シュランゲバイセン――
そんなところに鞭のような連結刃が、あたしの周りに居る青騎士たちに襲いかかった。完全に油断――じゃねぇな。あたしに集中し過ぎていたせいで気配を察知する事が遅れたんだろうな。成す術なく直撃を喰らって鎧を切断されて、血を撒き散らしながら倒れ伏していく青騎士たち。
シグナムと話をする前に、またどっかからか魔力弾が飛んできた。3つはシグナム、2つはあたしに。シグナムは“レヴァンティン”をシュベルトフォルムに戻して、「破っ!」魔力弾を切断。あたしはフリーゲンの要領で、「おら、戻っとけっ!」魔力弾を“アイゼン”で打ち返す。
「で? なんであたしんとこに来たんだよ」
「特に理由は無いな。ザフィーラとシュリエルは別段心配する必要はない。ならば――」
「んだよ、それ。あたし1人じゃ心配ってか?」
あたしだって単独で十分やれてんじゃんかよ。見てみろよ、周囲に倒れてる騎士たちをさ。シグナムは「いや。お前の事もさほど心配していない。が」って言って、“レヴァンティン”の剣先をある方向に向けた。
剣先の方に視線を移す。そこには、いつの間にここまで近づいて来ていたのか判んなかったけど、派手な桃色の髪をした男が1人佇んでいた。青を基調とした、あたしらと同じ衣服型の騎士甲冑。武装は、持ってないな。ザフィーラやシュリエルのような格闘型の騎士か・・・?
「前線の防衛騎士
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