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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth11民草よ聴け・其は神よりの告知なり〜MinareT〜
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夜天に浮かぶ月と星々の明かりが地上をうっすらと照らしている今は真夜中。
シュトゥラとの国境とは真逆であるイリュリア西部に在るトゥルム海の離島へと、イリュリアの技術部や騎士団が今までにない大規模な人員移動を行っていた。騎士団の中には、二度に亘ってオーディン達に苦汁を舐めさせられたファルコ・アイブリンガーの率いる、新たに再編された地駆けし疾狼騎士団フォーアライター・オルデンも姿が。
そして、かつて起きた“大戦”に参加していた魔術師であり騎士でもあった、鮮血姫シリア・ブラッディアの末裔――ウルリケ・デュッセルドルフ・フォン・ブラッディアの率いる
改造獣
(
キメラ
)
のみで構成された狂いたる災禍騎士団プリュンダラー・オルデン。その2つの上位騎士団も含め計8つの騎士団が海岸に集い、島へと船で渡っていた。
「ミナレットの稼働・・・ようやくイリュリアによるベルカ奪還・統一が見えてきたかしら」
「だな。エテメンアンキは放置していた期間が長過ぎて調整に時間が掛かるようだが、ミナレットの方は随分と前からテウタ陛下が部下を回して調整していたようだから、こうして1ヵ月と掛からずに実戦運用が可能段階にまで持って来れたって話だ」
「エテメンアンキは王都に在るから、ミナレットのように隠れて調整することが出来なったのね」
「こんな田舎にまで気を回す余裕が無かっただろうしな」
ファルコとウルリケが島の上空を見上げながら、そう思いを馳せていた。そこに、「おい、サボってんなよ、盟友ファルコ、盟友ウルリケ」と叱責するような声が2人に掛けられた。ウルリケが「盟友フレート」とその男の名を告げた。
テウタ派の上位騎士団の騎士団長フレート・ベックマンだ。彼のすぐ側には小人が1人、ふわりと浮遊している。融合騎プロトタイプの一体、強化の融合騎ツヴァイだ。その融合騎が「フィーアとフュンフもいねぇじゃん。主従揃ってサボりか?」と、ファルコの融合騎・風のフュンフ、ウルリケの治癒の融合騎・フィーアの姿が無いと嘆息。
「ツヴァイ。2人は調整中で、すでにミナレット内の技術室だ。あと、盟友フレート。俺たちはサボってたわけじゃない。休憩中だ」
「そうかい。ま、このくだらない争いもやっと終わると思えばのんびりサボりたくもなるよな」
「話を聴けよ、おい。たく・・・で? 俺とウルリケに何か用か?」
「んあ? あーそうそう。先ほど、王都から伝書鳥が来てな。テウタ陛下と総長閣下からの指令だ。明日の正午、ミナレットの第1撃目をシュトゥラ、間髪入れずに
三連国
(
バルト
)
の主格ウラルに2撃目を撃ち込む」
「ともにイリュリアの統一を拒む最大勢力、ね」
「個人戦力では圧倒的な魔神の居るシュトゥラ。兵力ではイリュリアと同等かそれ以上のバルトを治める三連王のひとり、雷帝ダールグリュ
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