暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード14 〜凶悪、捕食デッキ〜
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【サクリファイス】☆1 ATK0

ヴォロロロと気色悪い雄叫びをあけながら復活するサクリファイス

「くっ……」

表情を歪めて迷いを見せる刹那。

サクリファイスには受けたダメージを反射させる能力がある。ガンダーラで攻撃しても、自らも大ダメージを受けてしまう。

厳しいな。受けるダメージは同じでも次に相手ターンにまたサクリファイスを召喚されて、自爆特攻でもされたらそれこそ詰みだ。そこは手札次第か…



「くっ…ガンダーラでサクリファイスを攻撃!」

ガンダーラが冷気を纏った手刀で肉塊を貫く

「グフゥ…痛いじゃないのよ〜〜クフッ、お返しよ!!」

鞭のようにしなった触手が刹那の鳩尾を強打し、壁まで吹き飛ばす。

「カハッ。な、なんだ…ダメージが実際に…」

勢いよく壁へと叩きつけられた刹那は少量の血を吐き、痛そうに腹部を抑える

『だ、大丈夫ですか!?刹那さん!!!』

刹那の容体を心配し、駆け寄る舞姫

嘘だろ…よりにもよって、闇のゲーム!?いや違う、サクリファイスが実体化してるせいか。最悪、デュエルが終わる前にあの人が倒れるぞ!

フラフラしながら立ち上がる刹那。その様子は苦しそうである。

「無茶しないでください!俺がそのデュエル代わります」

「おまえこそ、無茶するな。そんな様子でデュエルできるのか?」

しっかりと両足で踏ん張ると紫苑を冷静に見つめる。紫苑は少し顔が青く、身体が震えている。とても冷静にデュエルができそうな状態ではない。

俺が受けたデュエルだ。それにここで変わったら、俺に力を貸してくれるこいつらに申し訳ないからな。

決意を固め、深呼吸をするとキッと相手を睨みつける。

「すぅ…はぁ…さぁ、再開だ。俺は1枚カードを伏せ、エンド。そして、このエンドフェイズ時、ガンダーラの効果で墓地の大僧正を特殊召喚する。」

【氷結界の大僧正】☆6 DEF2200

地面に青白く発光する魔法陣が現れるとそこから笠を目ぶかくかぶった人物が登場する。

「ンフ、別に無理しなくてもサレンダーは認めるわよ〜。」

「誰がするか!」

「クフフ、強情ね。けど、そこもまた萌えるわ〜〜」


京子
LP1300
手札4枚
魔法・罠伏せ1枚
場無し

刹那
LP1300
手札3枚
魔法・罠伏せ1枚

【氷結界の虎将 ガンダーラ】
【氷結界の大僧正】
【氷結界の軍師】

「私のターンね。ドロ〜。手札から【金華猫】を召喚し、効果で墓地からサクリファイスを特殊召喚するわ〜。そして、サクリファイス、ガンダーラを吸収しなさい!ダークアイズ・マジック!」

三たび目の召喚されたサクリファイスの巨眼ご怪しく光り、ガンダーラ
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