四話:大変な変態
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って何なのですか?」
「朱乃、世の中には知らない方がいいこともあるのですよ。」
まじかよ……そんなカミングアウト聞きたくなかっぞ、なんか一気にあの父親が弱そうに見えてきた。
(それにあの母親もドSの匂いがぷんぷんします。ああ……あの人に叩かれてみたい―あ!!安心してください私はご主人様に痛めつけられる一番好きですから!!!!)
(俺はてめえが大嫌いだよ!!!ド変態が!!!!!)
(ああ…!!やっぱりその罵倒がイイッ!!!!!)
(相棒……もう諦めろ。)
ドライグが完全に諦めている……変態を正常に戻す方法はこの世にはないのか……っ!!
「ゴホン……とにかく、妻と娘を助けてくれてありがとう、礼をさせてくれ。」
「勘違いするな、邪魔だからカッ消しただけだ。そいつらが俺の邪魔をしてたらそいつらもカッ消してた。」
「それでもだ。」
「けっ……貸し一つで十分だ。」
「ありがとう。良ければ君の名前を聞いてもいいだろうか?」
名前か……別に言ってもいいけど教会と結びつきがあるとばれると不味いか……偽名でもいいかな?
「XANXUS……。」
「失礼かもしれないがそれは本名かね?」
「相手にも事情があることを少しは考えろド?野郎、それに…ヒントはある。」
「うっ、確かに無礼だったな……しかしなぜ私がドMだと……」
「身近に同類がいるせいだ……てめえよりよっぽど重度のな。」
出来ればあんたに預かって欲しいぐらいだよ……正直俺には荷が重すぎる。
残留思念だけでも他人に移す方法がないか今度研究してみるか。この際別の物に移すことも考えた方が良いかもしれない……こういうことを才能の無駄遣いというのだろうか。
「あ、あの……」
「何だ、ガキ。」
(相棒も十分子供だと思うのだが――あああああっ!!?落雷が雨の様に降ってくるうううううっ!!!!!)
(ドライグばかりずるいです!!ご主人様どうか私にもお仕置きを!!!)
もうやけだ、喋れなくなるまで痛みつけてやる。
そしてそのまま焼け死んでしまえばいい!!!
まあ……無理だろうけど……。
(ああ…!!気持ち…いい……!!!)
ほらな……べ、別に泣いてなんかいないんだからな!!!
「あなたは化け物って言われても嫌じゃないのですか?」
「カスに何言われようが所詮はカスの戯言だ、取り合う必要もねえ。」
「で、でも私はいつも化け物って言われて……凄く嫌なんです……。」
「朱乃……俺のせいで。」
たく、最近はどいつもこいつもしけた顔しやがって……イラつくな。
「てめえは自分が化け物だと思ってんのか、あ?」
「思ってない!!……でも――」
「てめえみたいな俺にかすり傷一つ付けれねえような奴が
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