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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな苦労人は労わるべきだろ
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人しいと思ったらこんな事してたの?しかも数日前のしおらしい顔が打って変ってものすごく生き生きしてるんだけど。

全く新しいIS・・・名付けて「(スーパー)IS」。ネーミングがドストレートすぎんよそれ。・・・既に学園の整備課を教師も含めて支配下に置いてしまったリューガさん、その腹心としてメカ魂の波動に覚醒した簪ちゃん、そしてIS開発の母ご本人である束さんの3人による共同開発だ。嫌な予感しかしない。

「さあ世界よ、括目せよ・・・!ゾルダークの力を思い知るがいい!!」
「それが、これこそが私たちの力作――そして、私の人生で初めての共同作成IS!!」
「そして、世界初の、”第5世代IS”・・・!!」

「「「日緋色打鉄(ひひいろうちがね)ッ!!」」」

どっかぁぁぁぁぁんッ!!と言う爆発音とともに姿を現したのは・・・

な、なんじゃありゃあああああ!?
でかい!説明超必要っ!!10メートルくらいある!というか天井高すぎだろここ!巨大ISの中心にいるあれは簪ちゃんとフタバだけど、その二人の身体が更にパワードスーツを着用しているのか!?
超でかい足!超でかい腕!超でかい角付きの頭!超でかい推進系!おまけにデカすぎて何やらエンジン積んで自家発電してるっぽい!!こ・・・・・・これはアカン!最早スーパーロボットの類やで!!

というかまずいぞ。競技用ISの域を完全に超えてしまったぞ。・・・え?出撃する!?

ぱっぱかぱーん♪ぱかぱっぱっぱっぱかぱっぱっぱーん♪と妙に軽快な音楽と共に整備室が―――いや、校舎そのものが発進台として開いていく。誰にも気づかれずに改造されてたのか?唖然とする俺を尻目に整備課たちはいっせいに腕を振り上げて歓喜の雄叫びを上げている。そしてゆっくりと日緋色打鉄がカタパルトに乗り。ウィーン・・・ガコン!と固定され――

「総員、対衝撃防御ッ!耳塞げぇぇぇーーー!!」

「「「サンダーバー・・・じゃなくて日緋色打鉄! (テイク) (オフ) !! 」」」
「カンザシ・・・・・・行きますッ!!」

そして巨体はものすごい勢いでカタパルトから打ち上げられる。巨体が唸るぞ空飛ぶぞ、と言わんばかりにフタバと簪ちゃんはもうもうとIS粒子をばらまきながら空へと・・・

旅立って行った・・・・・・

箒ちゃんは姉の元気そうな姿に喜びを抱き、楯無さんは妹の旅立ちに号泣し・・・そして織斑先生は事態についていけずに泡を吹いて倒れた。

せ・・・・・・先生ーーーーーーッ!?!?
 


10月8日

一日中おりむーと一緒に先生を介護した。
弟と癒しオーラの組み合わせによる新たな治療法・・・とかなんとか。甲斐あってか午後には大分回復していた。俺がいる意味あるのかと疑問に思ったが、おりむーだと逆に弱いとこ
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