第18話 チェンジリング
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フィオーレ王国
魔法が人々の生活に根付いている世界
だがしかし・・・
今回お見せするのは、とても不気味な魔法・・・
これからの30分間、あなたの意識はあなたの身体を離れ
その魔法の中へと
入っていくのです
「マスターはおられるか!」
ギルドに帰ってきて早々にマスターがいないか尋ねるエルザ
「お帰りなさい、島はどうだった?ちょっとは海で泳げたりした?」
「それどころではなかった」
「ミラさん空気読んで空気!」
「マスターは!」
「評議会の何たら会合とかなんとかがあるみたいで、昨日から出掛けてるぜ」
マカオがそう言った後、ナツ達は胸をなでおろす
「今んとこセーフ!」
「よし!じーさんが帰ってくるまでアレはねえな!」
「よかったよ〜!オイラ達まだ地獄を見なくて済むよ〜!」
「だからアレって何なのよ〜!ああ気になる、ああ怖い!実態が分からないだけになおさら怖い〜!!」
騒ぎ出すルーシィ達を
「静かにしていろ!!」
「「「ヒィ!?」」」
エルザが一喝した。
「マスターはいつ戻られるんだ!」
「多分、そろそろだと思うけど・・・」
「マスターが帰ればすぐに判断を仰ぐ、S級クエストに勝手に手を出した罪は罪
心の準備をしておけ」
「だからどういう心の準備をすればいいのよ〜!!」
再び怯えるナツ達、そして尚更恐怖感が増すルーシィだった
「ま、しょうがねえな。それにしてもよ、ナツとグレイはともかくルーシィちゃんがあんな目に会っちゃうのか・・・・・・・・気の毒に」
「気の毒って・・・」
意味深に呟くワカバにナツとグレイが食って掛かる
「ワカバてめぇともかくってなんだともかくって!」
「そうだ、しかもナツと一緒にすんじゃねえ!」
「どういう意味だこら!!」
「言った通りの意味だよどこまで空気読めねぇんだお前は!!」
そこから喧嘩に発展していく
「漢には責任の取り方ってのがある。見せてもらうぞ、お前らの漢をな!」
「ひどいよ〜何でオイラはそのともかくの中に入ってないんだよ〜」
「だから、あんな目って何〜!!」
叫ぶルーシィの後ろで、苦笑いで事を見ていたラスト
そこに
「あ、お帰り。」
同じギルドの魔導士、ラキが話しかけてきた
「ああ・・・ラキ、だったか?」
「うん。どう?S級で恐怖を脳髄から感じた気分は」
「・・・怖かったのかと言いたいのか?俺はそれほどでもなかったが・・・」
「へぇ」
マカロフが戻ってくるまでの間、ナツがリクエストボードを眺めていると
「お?なんか
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