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魔法薬を好きなように
第16話 復調と平和な日々
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の魔法は、私、不得意だから」

「実際、使ってみて、気にいったらまた作るよ。香りも多少なら変化させることもできるしね」

そう言ってその日のトリスタニアにいるのは終わった。
トリステイン魔法学院に戻ってからは、モンモランシーに化粧品店で預かったお金を渡して、今日は食事以外には部屋からでていないのと、体調は好調であることを聞いた。
部屋に帰って、その日の分量、昨日までより2割減らした量の魔法薬を調合して、なじませておき、夕食前に迎えにいくついでに、魔法薬を飲む分だけ預けて、夕食後は念のため部屋の前まで送っていくが、特にモンモランシーに以上はなかった。

夕食後から風呂に入るまでの間で、3日に1度ぐらいおこなっている軍杖を使った訓練をしようと、いつものヴェストリの広場に行くと、サイトが大釜を設置して、水をその大釜へ入れている最中だった。

「やあ、サイト」

「ジャックか。この前は悪いことしたみたいで」

「そのこと自体は、もうモンモランシーは気にしていないからいいけど、下手なことをしたら、お前の首がヴァリエール領でさらされることになったかもしれないぞ」

「気を付けます……」

「って、今日はそんなことじゃなくて、ここで何をしているのか聞きたかったんだけど」

「ああ、風呂を作っているんですよ」

いわれてみれば、ドラム缶風呂の要領か。

「なるほどね。まあ、がんばれや」

「うん」

俺も軍杖をつかって、訓練をしながら、サイトのおこなっている水汲みやまき運びなどをチラチラみていたが、火をつけたころには、いい時間なので、風呂に入って寝ることにした。

それから数日間は、午前中の授業の時間帯は、一人で薬草をとって、昼食から授業の終わりまでは、モンモランシーと一緒にいて体調を観察とする時間をかねている。そのあとは、モンモランシーの治療用魔法薬を調合してから、モンモランシーがまとめてあるレシピを試してみて、夕食をモンモランシーを迎えに行って、3日に一度診察ということにしただしたが、途中の日から教室にはルイズがいないことに気がついた。いなければ、いないで結構静かだ。なんとなく、あの爆発音が聞こえないって、俺もここの環境に慣れ始めたな。



フラヴィとクララの診察だが、フラヴィは前の週よりよくなって、クララは安定している。二人には魔法薬の量は前の週と同じにするが、クララには

「朝は我慢しないで、したくなったらする」

「はい?」

「まだ、きちんという医師も小数派のはずなんだけど、大便をがまんをしていると、その状態になれてしまって、身体がだしたがっているのを、感じなくなるって言われているんだ」

「へぇ」

「クララだけじゃなくて、フラヴィも便秘気味の状態から通常になって、魔法薬
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