暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
76話:模擬戦決着! 勝者は…どっち!?
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「でも……その通りだわ。一人や二人なら無理だけど、今は四人なんだったわ」
そもそも、これから先の訓練だと四人のコンビネーションをやっていくと、なのはが最初に言っていた。となれば今ビルの屋上にいるなのはが見たいのは、おそらくそれも含んでいるのだろう。
とはいえ四人でのコンビネーションなんてあまりやっていないし、一朝一夕でできるもんじゃないのはわかってる。が……
「やるっきゃないわね」
「…うん!」
「そうですね」
「はい!」
ティアナの言葉に、三人が頷く。それを見ていた士もなのはも、それなりにチームの形になってきたじゃないかと小さく笑みを浮かべる。
「てぃ、ティアさん。最初の攻撃、私がやってもいいですか?」
「っ…キャロ?」
「今のところ私が一番魔力が残ってる筈ですし、まだ士さんに見せてない攻撃もあります。当たるかどうかは後にしたとして…」
「…そうね、やってみる価値はあるかも」
それじゃあお願いできる?ティアナがそう言うと、キャロは小さく頷いた。
その頷きを合図に、四人は一斉に目線を士へと向けた。
「エリオ、私達も行くよ!」
「はい!」
最初に動いたのはスバルとエリオ。しかしこれは攻撃の為の行動ではない。
「初撃、いきます!フリード!」
「キュクル〜!」
「ブラストフレア!」
来る、と士が思った瞬間、キャロからブーストを受けたフリードの火炎砲が放たれる。
まっすぐに向かった火炎砲は士の足元に着弾し、炎をまき散らす。壁のように燃え上がった炎は士の姿を覆い隠す。
「キャロ、お願い!」
「はい!ケリュケイオン!」
〈 Boost Up Barret Power 〉
ティアナの指示で桃色の魔法陣がキャロの足元に展開され、強く光り輝く。
それと同時に同じようにティアナの足元に展開され、それと同時にティアナの周囲に魔力弾が五、六発現れる。
その間に士は炎から、転がるように這い出てきた。本来キャロのブーストによってバインド効果が付加された炎の直撃を受け、こんな短時間で抜け出すことは難しい筈なのだが、それでも士は通常の三分の一以下の時間で抜け出していた。
しかしそれも予想通りなのか、ティアナは用意した魔力弾を、放つ!
「クロスファイア―――シューートッ!」
抜け出したばかりの士は片膝を地面に付けており、魔力弾が迫ってくるのを確認すると、走り出し転がるように避けた。
だが士が転がったその場所の周囲に、いくつかの魔法陣が展開される。色は桃色、という事は……
「我が求めるは、戒める物、捕える物。言の葉に答えよ、錬鉄の縛鎖」
(これは…召喚魔法か!)
「錬鉄召喚、アルケミックチェーン!」
展開された魔法陣から複数の鎖が飛び出す。その鎖は上に伸
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