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ルドガーinD×D
第二十二・五話:怒りの証〜ルドガーside〜
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の限界をも超えて二百パーセントの力を引き出している」

いうなればこの状態は暴走だ、骸殻でも使って戦えばこんなことなんてしなくても
勝てるかもしれない、でもそれだと俺が満足できない

「そんな無茶をしてあなたの体が持つと思っているのですか!!?」

ああ、持つわけないさ、すぐに体が壊れる……でもな――

「今のとこ持って二分だな……だが、俺がお前如きを殺すのに手こずるとでも?」

――家族を傷つけたお前をただ力で叩き潰さないと気が済まないんだよ!!!

「私は……私は崇高なる悪魔です!!!それをあなた達の様な下賤な―「黙れ」―っ!!?」

ハンマーで死霊使いの腹に風穴を開けるつもりで思いっきり殴り飛ばす
さっきからごちゃごちゃごちゃごちゃうるさいんだよ!!!
崇高なる悪魔がどうだって言うんだよ!?
俺の家族をこれ以上侮辱するなっ!!!!!
自分の攻撃の反動に耐え切れずに腕から血が噴き出すが気にしない

「ゲボッ!?ま、まだ――アアアアアッッ!!!??」
「黙れと言ったはずだ」

死霊使いの足を二度と立てないように丹念に打ち抜いて行く
途中で逃げられたら困るからな

「わ、私にはまだ霊がいます!!行きなさい!!死霊共よ!!!」

これは、霊か……よかった俺が知ってる人ははいないみたいだな
何十体もの霊に攻撃を受けながらそんなことを考える
不思議だな、怒りのせいか痛みを全く感じない
そう言えばこいつらは幽霊なのに俺に攻撃できるのか

「俺に触れると言うことはお前らを斬れると言うことだな?」

とにかく触れる奴全員をめちゃくちゃに切り裂いていく
まだだ……まだ俺の怒りはおさまらない
限界だと悲鳴を上げる体を無理やり動かして睨み付ける

「ひっ!!……こ、この下賤がああああっ!!!!??」
「お前の死因はただ一つ……俺の家族を傷つけたことだ!!!!!」

俺はお前を絶対に許さないっ!!!
銃を空に投げあげ素早くハンマーに持ち替えて死霊使いの骨を砕きながら叩き潰す
そしてその反動で浮かび上がっているところをクロスするように一気に斬りつけ
落ちてきた銃をキャッチする、これで終わりだっ!!!

「祓砕斬!!はあああっ!!零氷っ!!!」

全弾をぶち当てていく……そして煙が晴れた後には何も残っていなかった
やったのか?
いや、今はそんなことよりもクロだ!!

「クロッ!!!」
「ルドガーッ!!!」

かなり無茶をしたせいで思うように足が動いてくれないけど
出来うる限りの速度でクロの元に駆け寄り抱きしめる、クロも俺を抱きしめ返してくれる
……ああ、会いたかった

「会いたかったにゃ……」
「連れ戻しに来たぞ……クロ」
「うん……」

もう二度と離さ
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