エピソード13 〜紫苑×保健室×トラウマ〜
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だよ!!」」
息ピッタリで叫ぶ男子二人
「くそ、十代逃げるぞ!」
「ああ、わかった」
変態とは反対側、保健室の出口に向かって走り出す…が…
「グフ、逃がさないわよ〜」
口元を三日月のように曲げて笑うと空中へとジャンプし、内村○平選手もびっくりな3回転ひねりを決めつつ紫苑達の目の前へと着地しようとする。
「せいっ!」
紫苑は近くに置いてあったタオルを変態の着地点へと投げる。それを踏んだ変態はバランスを崩し、後頭部を強打し動かなくなる。
「や、やったのか?」
「いや、多分気絶しただけだ。変態の生命力はG並だからすぐに起き上がってくるはず、だから今のうちに…「グフフ、痛いじゃないの〜」っ!?」
糸に引っ張られるかのように起き上がる。変態は人類を進化させるのか!?
「グフフフ、お痛はダメじゃないの〜」
「「んなっ!?」」
マジでゴキ以上の生命力を見せつけた変態に驚愕する。
「そこまで拒否するなら………デュエルで決着をつけましょう!」
そう言い放つ変態はドクドクと血を流し、その目は獲物を前にした獣そのもの。ペロリと頬をつたう血を舐めとる。
そして、どこからかデュエルディスクを取り出し腕へと装着する。
「おい、俺らデュエルディスクもデッキも持ってないぞ!?」
十代のその発見は変態を喜ばせ、より狂わせる
「あらァ、それじゃあ私の不戦勝ということで合法的に貴方たちを食べられそうね〜。もちろん、性的な方でね〜。うふふ、うふっ」
※デュエルするしないに関わらず非合法です。健全な交際を心がけましょう。
「くっ…ここまでか。紫苑、何かいい案はないのか?って、紫苑?」
諦めかけ紫苑へと助けを求める十代。だが、紫苑の顔は青ざめぶるぶると小刻みに震えていた。
この時、紫苑は封印していたはずの過去のトラウマが蘇ろうとしていた。
嗚呼、なんでこんなことに…
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐いい恐いこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ
誰か!
助けてよ!
だれか!!
感情が負へと染まっていき、だんだんと視界が暗くなっていく
「大丈夫か!おまえら!」
突如保健室内へと響いた声が紫苑を負の感情から引き上げる
◆
SIDE刹那
『刹那さ〜ん、授業抜け出してよかったんですか〜』
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