エピソード13 〜紫苑×保健室×トラウマ〜
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笑顔に身の危険を覚えた紫苑。
…なにかこのままではキケンな気がする。大切な何かを失う気が…
紫苑の防衛本能が必死に警鐘を鳴らす
「じゃ、じゃあ授業に戻りますね」
ベットを降り、保健室を出て行こうとするとガシっと肩を掴まれた
「あらぁ、ダメよ。あなたは頭に大きくて硬いものが直撃したのよ。もっと休まなきゃ」
「大きくて硬いものとか怪しい発言しないで!?」
なんかこの人ヤバイ!?
「それに脳は生物にとって大切なところなのよ。今はなんともないかもしれないけど、明日…もしかしたら一年後とかにいきなり倒れたりするのよ。
万が一のためにあなたをじっくり舐めまわさなきゃいけないのよ〜」
「初めはマトモだけど後半のせいで台無しだよ!
いいです、後で病院に行って見てもらうので」
「あら、私にはこの学校の保険医としての義務があるの。だから、責任持ってあなたを検査させてもらうわ」
「あんたが見てもらえ!!もういいです、俺は授業に戻るんで」
強引に腕を振りほどき、出口に向かって走る。だが、ダメージが抜け切っていないため足元がふらつき、京子先生もとい変態に先回りされ、出口を通せんぼされてしまう。
「くっ…」
「さぁ、じっくりと悪戯。じゃなくて、性的でもなくて…触診を受けなさい。初めてだろうから優しくしてあげるわ。グフフ」
既に本性を隠す気はないのか後半には背筋が凍るような笑い方をする変態。手をワキワキさせながら、紫苑を追い詰めていく。そして、ついに背中が壁へとついてしまい逃げられなくなってしまう
「ふふ、ゲームオーバーよ。さぁ、じっくり愛撫してあげるわ」
「いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
紫苑が悲鳴をあげ、変態が紫苑に触れようとした時…
「うぉぉぉぉお!!やぁぁめぇぇぇえろぉぉぉぉぉ!!」
誰かが走ってきて変態へと強烈なタックルを決める。
「じゅ、十代!けど、なんで?」
今は授業中のはずなのだが…
「あぁ、何か嫌な予感がしたから授業抜け出してきたんだ。それより、大丈夫か、紫苑?」
「なんとかな。けど、危なかった。」
「しかしよ、なんだなんだアレ?京子先生じゃないよな?」
タックルをマトモに受けて伸びている人物を指さす
「アレは京子先生じゃない。ただの変態だ。あいつが目を覚ます前に逃げないと望まぬ子供ができることになるぞ!」
「はぁ?なんだそりゃ!?っ!!??」
倒れていた人物がフフフフフと不気味な笑い声をあげながらむくりと起き上がる
「ふふふふふ、痛いじゃないの。それに私は変態じゃないわ〜。ただ単に、好みの子をとっても愛おしくて愛してて喰べたくなっちゃうだけよ〜。グフフフ」
「「それを変態と言うん
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