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鎧虫戦記-バグレイダース-
第4話 旅行に行くなら暑い国と寒い国、どっち派?
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かし、アスラは思い出した。

「ていうか、オレが変身したっていう話から逸れてるッ!!」
「あ‥‥‥そうだったな。すっかり忘れてた」
 
迅は話を元に戻した。

「さっきの話で出た微生物だが、そいつらは
 "増殖器官"の細胞内でしか生きられないんだ 
 それは "増殖器官"には‥‥‥‥あれ?」
 
アスラは目がうつろになっていた。マリーはもうほとんど寝ていた。 

『難しい話をしすぎたかな‥‥‥?』

時計を見るともう12時半を過ぎていた。

「まぁ、超わかりやすく説明するとだな‥‥‥‥‥‥」

とりあえず、迅は眠そうな二人の為に
話を簡略化して説明を続けた。



    **********



ー翌朝ー

「てめえら3日前はよくも!あいつらは俺の親友だったんだぞ!!」

ハエのような姿の"侵略虫"が
アスラに襲い掛かってきた。

「丁度いい、"鎧人"の能力をみせてやるぜ!」 

アスラは腹に手を当てた。
彼の身体が少し光りだした。

「ぬかせぇ!」

 ブンッ!

ハエ型"侵略虫"は拳を突き出した。


ー回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「とその前に。 アスラ、どっかに何か変なのができてないか?」
「ああ‥‥むにゃ‥‥‥もしかしてこれの事か?」

アスラは服をめくり上げた。そこにはあるはずのものがなかった。

「‥‥はは、よりによってへその上かぁ」
「本当だぁおへそに何かできてるぅ ふふふ」

へその上に何かビー玉みたいな物があった。

「それが変身のスイッチみたいな物だ。
 ‥‥‥なんか仮面ラ〇ダーみたいだな」
「? 何だ、その仮面ラ〇ダーって?」
「何なの迅さん?」
「‥‥‥‥‥‥何だろな?」 

こんな時代に仮面ラ〇ダーがやっているわけがない。
迅は自分が何故こんなことを言ったのかわからなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ダンッ クルクルクル

アスラは体をひねりながら4m程ジャンプした。


ー再び回想ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

「"鎧骨格"は別の次元に瞬間移動できるんだ」
「‥‥‥えぇ!?瞬間移動!!?」

2人は驚いた。それで目も完全に覚めてしまった。 

「"種"が吸収されるとその生物のDNAをいじくりまわして
 身体の構造を大きく変えてしまうんだ。
 だから"侵略虫"並の身体能力を得るし
 別次元に細胞分裂で"鎧骨格"を生み出せるようにもなるんだ。
 出来上がったら、身体にさっき言ったみたいな
 "起動装置"が生成されるんだ。 
 それまでの間、急激な身体の変化に体調
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