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一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第7話?第一層攻略会議開始
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?心の中で祈りながら僕は振り返り、カイとコウにカグヤを紹介した。

「えーと、この人がカグヤだよ。一人でブラブラしてたら知り合ったんだ」
「……そうか」
「で、カグヤ。この二人がさっきまで言ってた僕の友達。片手剣を装備して無表情なのがコウっていう名前で、槍を装備してるバカっぽいのがカイっていうんだ」

?紹介すると、カグヤは喋らずにフードを被った頭をこくこくと頷かせた。

「さりげなくお前は俺を罵倒しなかったか?」
「してないしてない」

?真顔で首を振りながらそう言うとカイは「……そういう事にしといてやるか」と小さく呟きながら頭を掻きながら顔を下に向けた。
?少し言い過ぎたかな、と反省してるとカイがゆっくりと頭を持ち上げた――しかも、ニヤニヤしているという形容が似合いそうな笑顔でその顔を染めながら。

「しかし……ユウさんもなかなか隅に置けませんなあ〜」
「な、なにが……?」

?嫌な予感しかしないその嫌な笑顔に思わずたじろぐ。そんな僕を見て面白いのかさらに笑みは深くなかった。

「いやいや〜、俺こういうゲーム初めてだけどSAOで女の子とお友達になるなんて滅多にないことだと思いますぜ〜」
「んなっ!?」
「えっ!?」

?僕とカグヤは全く同じタイミングに驚きの声をあげた。
?僕はまだカイにカグヤが女の子だと伝えてないはずだ――もちろんコウにも伝えていない。なのになぜ知っている!?

「ん??そんなの簡単だよ。何となくその子の雰囲気が女の子っぽかったから」
「雰囲気??そんなの判んの?」
「判るっていうか……まあ勘だな。俺の勘って結構当たるんだよ」
「お前は超能力者か!」

?少しだけゾッとしたわ!?もう隠し事とかできないよ。

「……ついでにコウは気付いてた?」
「……何となくはな。でも俺は確信はなかった」
「そうなんだ。じゃあもうネタばらしするけどカグヤは女の子だよ」
「やっぱな。カグヤよろしく、俺はカイっていうんだ」

?そう言ってカイは右手を差し出した。異性だというのに全く緊張していない。……少しだけ尊敬しちゃうな。
?対してカグヤは恐る恐るといった感じで手を握った。

「えっと、よろしくね」
「おお、声を聞くとやっぱ女の子だな。へへっ!」

?さっきの嫌な笑いとは違い、ニカッと爽やかに笑いながらカイは言った。いつもその笑顔だったらいいのに……たまに怖いんだよ。

「コウもしといた方がいいんじゃない?」
「……コウだ。よろしく」
「うん、よろしく」

?カイの時と同じように二人は握手を交わした。ていうか……

「コウ、もう少し愛想良くした方がいいんじゃない?」
「……やり方がわからん」
「コウは昔からそんな感じだからな。たまにしか感情が表
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