暁 〜小説投稿サイト〜
一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第5話?森の秘薬V
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しててもいいかなぁ……と」
「こいつら全部任せろって意味じゃないよ!」

?死ぬっつーの!
?僕は心の中で絶叫した。

「……すまんなユウ、まぁ、カイの回復に時間がかかったっていうのが本当の理由だから」

?そう言いながらいつの間にかコウも僕と同じで集団の真ん中に来ていた。……何か、二人が近くにいるってだけですげー安心する。仲間の大切さっていうのを改めて学んだ気がした。

「……まぁ、それならいいけどさ〜」

?二人が来たことへの嬉しさの照れ隠しを隠すために敢えてふてくされた様に言う。カイがそんな僕に対し、ニヤニヤとひとしきり笑った後、

「――じゃあ、三人でサクっと終わらせるか」

?と言った。
?……これは僕の勝手でワガママな意見なのだが、こういう風にいいとこ取りというか、主人公っぽさというか、そういうのはズルいと思う。


◇◆


?あれから更に数十分かかり、ようやくネペントたちとの戦闘は終わった。その時にあれだけの数を倒していたら当然というべきか、二体も《花付き》が出現したので僕たちは飛びつくように倒し、《リトルネペントの胚珠》を二つゲットした。
?流石のカイもこの戦闘が終わったときには疲れていたようで、若干顔に疲れの色が浮かんでいた。それでも笑ってはいたけど。
?そして疲れた三人で一緒にクエストをクリアして僕とコウはクエストクリアでの経験値が加算され、レベルが4に上がった。
?クエストを受注していないカイは経験値が貰えなかったが、森で相当な数のネペントを狩っていたようで、既にレベルが4だったらしい。
?それでも経験値は欲しかったようで、

『経験値もらえんなら俺も受けときゃよかった〜』

?と今更ながら後悔していた。
?僕が知らんがな、と思ったのは言うまでもない。……多分コウも思っただろう。
?
?補足というか余談だが、コウは既にカイを救出する前に《リトルネペントの胚珠》をゲットしていたらしく、合計三個になったことを告げられたときは今までに感じたことがないほどの時間を無駄にした感を味わった。

「じゃあ、さっきまで頑張ったのは何だったんだよ!」
「……いや、ユウの分も要るかなぁっと思って」
「いらないよ!?僕的にはお前だけ手に入れればオールオーケーだったよ!」
「……そりゃ悪かったな、でも剣も貰えたし経験値も貰えたから良かっただろ」
「………俺も受けりゃよかった」
「お前はもういいよ!」

?なんて会話を一通りしてから、次の話題へ。

「……で、余った一個はどうする?」
「……カイがクエストを受けて回収してもらうか?」
「そうだね、あんなに受けときゃよかったって後悔してたもん」
「えっ、いいのか?」
「まぁ、手伝ってくれたお礼ってことで」
「そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ