夫になった訳だが……どうしよう?
47話
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アラガミを喰いましたか?」
「なんだその質問は?」
「答えは……雑な計算になるけど私を相手にした時や、キュウビにボロボロにされた時やらの損失を考慮に入れて、マキナの平均的な食事はヴァジュラ二匹とオウガテイル三匹くらいになるとするよ?
ヴァジュラ一匹はざっとオウガテイル十匹分くらいのオラクル細胞で構成されているんだから……マキナの食事は一日のなんとかオウガテイル二十三匹。
それがざっと十九年……まぁもうすぐ二十年だけどね。閏年も面倒だから外すと、なんとなんとマキナの吸収したオラクル細胞はオウガテイルざっと十六万匹!!すごいねー」
むぅ……そんなに喰っていたのか、俺。それだけ喰ってこのスペックって……相当低くないか?
「そこから弾薬やら消費エネルギーにだいぶ使われているから、それの半分より少し少ない位でマキナは構成されているから今のマキナはオウガテイル六万匹って所かな?」
ああ、そうなのか。更にその半分以上が具足やらに使っていると考えれば、まぁ俺のスペックも妥当か。
「で、それがどうしたんだ?」
「いいかな?マキナみたいな低脳8Bitちゃんにも分かりやすく教えてあげるよ」
て、低脳8Bitって……随分と酷い言われようだな。イザナミからそんな暴言を吐きかけられるとは思っていなかったので割とショックだが、そんな事よりもイザナミがそこまで本気で怒っている方が最重要の問題か。
「マキナのあれはね……私にとって六万人の人の叫び声を耳元で聞かされるようなものなんだよ!!」
「あ、ああ……それは悪かった、謝るよ」
それならばイザナミが怒るのは当然か。しかも、さっきのとは違い音量も更に大きな状態での不意打ちなんだからな。
こうもこちらに非があると素直に頭を下げて許しを請うしかないだろう。
「そりゃ、マキナだってわざとそんな事をした訳じゃないんだからこれ以上怒るつもりはないけどさ……」
イザナミは少し言い過ぎたと感じたのか、気まずいそうに顔を背けている。
いや、彼女は悪くないのでそういう顔をされるとこちらとしても困りというか……彼女のそういう顔はあまり見たくない。
「イザナミ、謝罪として何か俺にやって欲しい事はないか?俺に出来る範囲ならなんでもやるぞ」
「でも、ちょっとマキナみ悪いような気がするよ?もうマキナも反省してるしさ」
「じゃあ、今まで色々と頑張ってきたお前へのご褒美って事でどうだ?」
「うーん……分かった、そういう事なら遠慮なくお願いするよ。少しの間待っててね」
イザナミはそう言って部屋の奥に行き、何かをゴソゴソと探しだした。しばらくして部屋の奥から帰ってくると一枚の世界地図を持ってきて、テーブルの上に大きく広げた。
「ここを探しに行こっか?」
そこには幾つかの箇所に丸が書かれており、ザッと見たと
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