第15話 モンモランシーへの治療
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俺もかんじていたけど、やっぱりまわりからも、そう見えていたんだ」
「ええ。けど、本人は言われるのは嫌でしょうから、聞かなかったけれど」
なるほど。それで、昨日の女子生徒は俺に言ってきたのか。
「まあ、静かに寝かせておいた方が良いと思うから、見舞いにはいかない方が良いかな。あっ、それに俺は、ちょっと首都に買い出しにいってくるから、授業には出ないから」
「あら、そして噂の恋人のミス・ベレッタと会ってくるのかしら?」
「いや、残念ながら、授業が終わるかどうかぐらいには、こちらに戻ってくる予定だから、さびしけど会えないねぇ」
「それって、のろけかしら」
「好きにとってくれ」
って、食事より、話すのに時間がかかるなぁ。
朝食後は、トリスタニアにむかって、家においてある原材料をとってくるだけだ。魔法衛士隊として前線にでていれば、精神が病むかもしれないと思って用意はしてあったが、まさか魔法学院で使うとは思っていなかったので、自室で保管しておいたものだ。
ティファンヌ宛の手紙を家のメイドに預けて、送ってもらうことにする。以前は、こんなこともできなかったから、多少は彼女も喜んでくれるんじゃないかな。内容は、残念ながら平日に会えるのは来週になりそうということだけど、平日に会えることもできるのだからな。
魔法学院にもどったのは比較的早かったが、モンモランシーが睡眠の魔法薬を飲んでいるとしたら、水のメイジとして感覚的に90分単位で睡眠のリズムをきざんでいるのは知っているはずだから、4時間半ぐらいで調整しているだろう。だから昼食をとって薬を飲んだとしたなら、5時半ぐらいに行った方が良いだろう。
そして6時を目途に、モンモランシーの部屋に行って部屋に入らせてもらった。
「やあ、気分はどうだい?」
「多分、部屋の中は動けるけど、階段はどうかしらってところ」
「魔法薬の調合する前に、身体の毒を消す部分と、頭のところを探らせてほしいだけど、いいかな?」
「肝臓でわかるわよ。予想はしていたけど、それってどうしても必要かしら」
「自分でわかるのなら、しなくても良いよ」
「ふん。残念ながら私ではわからないわよ」
「今日、明日、明後日と3回は確認させてほしい。あとは、飲み続けることになるなら1週間毎におこなうけど、長くても1カ月はかからないと思うよ」
「水の秘薬より強力って、信じがたいけど、確かに精神的なものに関しては、水の秘薬って量を使うから、信じてみるわ」
「じゃあ、肝臓はキャミソールの上からでかまわないよ。細かくみるわけじゃないからね。それから頭の方は全体的に触らせてもらうから、それは勘弁してほしい」
「わかっているわよ。けど、肝臓のだいたいの位置は手
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