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その魂に祝福を
魔石の時代
第三章
世界が終わるまで、あと――2
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 確かに、その魔導書は彼の相棒なのだろう。ふと、そんな事を思う。その声はまるで、妹に言い聞かせる兄のように聞こえた。
 だが、内容は酷く残酷なものでもあった。
『もうあまり時間はねえ。これだけは忘れるなよ』
 そう。リブロムは――御神光の相棒は宣言した。彼が代償を鎮める事が出来ないのであれば、まずこうなると。つまり、

 ――世界が終わるまで、あと一〇日


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