第八十三話 Weapon Laboratory
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ロ「望むところだ」
リコイルロッドを構えるとミジニオンの分身を1体ずつ破壊していく。
ルナはリコイルロッドをトリプルロッドの劣化版だと言っていたが、セイバーと同等の出力でありながらトリプルロッド、チェーンロッドなどより小回りが利き、使い勝手の良さはロッド系の武装で特に優れている。
分身と泡はシールドブーメランを投擲することで一網打尽にしたが、本体のミジニオンが光の雨を降らす。
黄金の光がゼロの背中を穿つ。
ゼロ「ぐっ!!」
ミジニオン「あっはっは!!」
ゼロを嘲笑いつつ再び攻撃を仕掛けようとするが、ゼロはリコイルロッドを戻し、ゼロナックルのエネルギーをセイバーに収束させる。
ゼロ「舐めるなあ!!」
擬似チャージセイバー。
ルインのチャージセイバーより一回りでかい衝撃波を繰り出す。
まともにチャージセイバーを受けたミジニオンが分身する瞬間をゼロは見逃さない。
ゼロナックルで分身を破壊し、ミジニオン本体の頭を掴む。
ゼロ「鬼ごっこは終わりだ」
背の低いミジニオンの足が地面を離れ、プラプラしている。
ミジニオン「何すんだよー!!」
ゼロ「ゲイトの居場所を教えろ。そうすれば命だけは助けてやる」
ミジニオン「何だって!?」
ゼロ「喋りたくないのならそれでもいい。お前の頭を破壊してメインメモリーからゲイトのデータを奪えばいいだけだからな…」
チップが埋め込まれた箇所を中心に掌にエネルギーが収束されていく。
余裕に満ちていたミジニオンの顔が青ざめていく。
蒼白の面の次は身体を震わせる。
震えはゼロのせいだけではなかったが。
ゼロ「…来たか」
セントラルミュージアムで対峙した漆黒のレプリロイドだ。
ミジニオンを放り投げると天井を破壊して現れたハイマックス。
ハイマックス「オリジナル…消えろ…消えろ…」
ゼロ「いきなり狂ってるか?」
初めてハイマックスとまともに対面したゼロはハイマックスの強大なエネルギー反応に顔を顰める。
まともにやり合えば互角か、見たところ上等の合金で造られているボディはダメージを与えにくそうだ。
ゼロ「お前達の目的は何だ?」
ハイマックス「…俺の目的は貴様を処分することだ。オールドロボットは消えろ」
ゼロ「何の理由があって…それにオリジナルだと?どういうことだ」
答えはない。
ハイマックスは巨大な光弾を腕に纏わせながら突っ込んで来る。
ゼロ「気に入らないな。質問には答えるものだぞ」
軽口を叩いていられるのもそれまでだった。
敵は広げた手から光弾を放ち、更に青い輪のようなものを纏いながらゼロに突進する。
ゼロ「チッ…」
光弾はシールドブーメランで防御しながらリコイルロッドの連撃
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